山中で白骨と出会う
先日林道を歩いていると骨を見つけてしまいました…。
山を歩いているとたま~に骨を見つけますが、毎回ビビります。
まだ人の骨は見つけたことはありませんが…。
この写真はニホンジカの頭骨です。
ニホンジカとは
偶蹄目シカ科の動物です。
日本以外にも東アジア、北東アジア、インドシナ半島に生息しています。
日本でシカと言われる動物は北海道のエゾシカ、キュウシュウジカ、ヤクシカ等複数いますが、これらはニホンシカの亜種になります。
生息域は森林地帯で、草地があるような場所に多く生息しています。
近年で温暖化による降雪量の減少や狩猟人口の減少等により
分布域拡大、頭数の増加が問題となっています。
生息域が高山帯にまで進出し、南アルプスでは高山植物が食べられてしまうといった問題が起きています。
また木の皮を食べることで木が枯れてしまったり、農作物を食い荒らすといった林業、農業への被害も増えています。
私が住んでいる地域でも、そこら中にシカは現れています。
職場の先輩は車で帰宅途中にシカとぶつかってバンパーに大ダメージを受けました。
ぶつかったシカはピョンピョン跳ねて逃げて行ってしまったそうです。
話をシカの骨に戻します。
サイズは靴(26㎝)と同じくらいです。
よく見ると両側の角がスパッと切られています。
これは明らかに人為的に切られたものです。
罠に掛かった後、または狩猟で撃たれた後に切ったと思われます。
道の駅などで結構高値で売れるそうです。
裏から見るとこんな感じです。
雨風に当たり骨は劣化し、歯は抜けてしまっています。
周辺を探してみましたが胴体の骨は見つかりませんでした。
他の動物がここまで運んできたのか、どこかへ運んでしまってなくなったのかはわかりません。
ただ大きなシカも死んでしまえば他の動物に食べられたり、微生物に分解されたりし、自然に帰っていくのだなと実感しました。
(骨の構造的な話ができればよかったのですが、知見がありませんでした…。)