野生動物のフィールドサイン ~足跡編~
鳥を探しにため池に行ったら水が少ない!
田植えのシーズンですからかね。
鳥はあまりいませんでした。
でも面白いものを見つけました。
動物の足跡です!
足跡は野生動物のフィールドサインの1つです。
フィールドサインとは
フィールドサインとは野生動物が残した、
足跡やフン、食痕といった「生活痕」のことです。
以前は石の上に乗ったホンドテンの「ウンチ」をフィールドサインとして紹介しました。
池の水が少なかったため、湖底の一部が出てぬかるみになっていました。
そこを動物が歩いていました。
これはタヌキの足跡です。
4本の指跡と爪の跡が残っています。
後ろ足は前足よりも指がすぼまっており、爪の跡がほとんど残っていないのが特徴です。
猫の足跡と似ていますが、猫の場合は爪の跡が残らない場合が多いです。
タヌキとは?
食肉目イヌ科の動物です。
日本には本州から九州に生息するホンドタヌキと、
北海道に生息するエゾタヌキがいます。
平地から山地まで広く分布する里山の代表的な動物です。
都市の公園や住宅地にも住んでいます。
主な食べ物はミミズや昆虫類の幼虫などの土壌動物です。
雑食性のため野ネズミや鳥類、果物なども食べます。
こちらは別の足跡です!
アオサギの足跡です。
私が近づくまで水際にいました。
結構大きいのですが、この写真じゃわからないですね…
サイズがわかるものと撮影するという基本を忘れていました。
鳥の足の指?趾(あしゆび)?
鳥の足の指は基本的に4本あります。
これを趾(あしゆび)と言います。
もともとは5本あったものが退化して4本になりました。
4本中1本は後ろ側にあります。
これがあることで木にとまるときに枝をつかみやすいのです。
鳥は種類によって、地上で生活する鳥、樹木の上で生活の鳥、水上で生活する鳥等様々なものがいますが、それぞれが生活する環境よって適応した趾を持っています。
まとめ
動物の足跡を見つけるのは意外と難しいです。
探しやすい場所は雪の上、田んぼ、河原(砂の)、グラウンドですかね。
動物の足跡がある=そこを動物が通っている。
そう考えると楽しくなってきます。
生息している動物の種類だけ足跡があるので、種を特定するのも大変ですが、
残された手掛かりから持ち主を探す…
探偵みたいで楽しいですよ!