葉っぱが64枚

内気なアウトドア派のブログ

中央アルプス 三ノ沢岳

祝!梅雨明け!!

長かった~。

梅雨明けの空の青さに感動した今日この頃です。

 

梅雨が明けたら~

山に行くしかないでしょ!

 

ということで中央アルプス三ノ沢岳へ登ってきました。

もちろんロープウェイ利用です(笑)

 

三ノ沢岳とは

中央アルプスの主稜線上にある宝剣岳から南西方向に延びた尾根上にある標高2,847 mの山です。

他の山とつながっていないため独立峰的な存在です。

伊那谷側からは山体を臨むことはできませんが、木曽地方から見ると貫禄満点です。

三ノ沢岳は、主稜を空木岳木曽駒ケ岳へ縦走する登山者にとっては、分岐から往復4時間もの行程を余儀なくされるため、あまり人が訪れません。

登頂するためには三ノ沢岳に限定した登山スタイルが必要となります。

かなりマイナーな山ですが、山頂直下には見事な高山植物のお花畑があり、これを求めて登る登山者も珍しくありません。

 コースタイムは千畳敷カールから往復5時間20分です。

 

 ※ルート上には避難小屋やエスケープルートは存在しないため、天候が変わった場合は直ちに引き返すことが必要です。

f:id:rai_chicken:20200802133330j:image

 

登山レポート

先週まで雨でしらび平駅までの林道が通行止めでした。

林道が通行止めになるとロープウェイも通行止めになります。

雨が長く続くと通行止めになるので注意が必要です。

運行情報は中央アルプス観光のホームページをご確認ください。

https://www.chuo-alps.com/today/

 

バス停は菅の台から。

駐車場が隣にあります。

駐車料金は800円/日。

意外に高いですね。

 

夏場は大混雑のバス乗り場ですが、この日は前日までロープウェイが止まっていた影響か、待ち時間はほとんどなくバスにもロープウェイにも乗れました。またコロナウィルス感染予防のため、定員を制限しており中も快適でした。いつもはギュウギュウに詰められますからね。

 

千畳敷に着くとこの景色!

f:id:rai_chicken:20200802115907j:image

カールを一周してから三ノ沢岳を目指します。

 

三ノ沢岳へ行くために極楽平を目指します。

千畳敷に来る登山者のほとんどは木曽駒ヶ岳を目的としているので極楽平を目指す人はほとんどいません。

極楽平まではおよそ30分。

道はきれいに整備されています。

f:id:rai_chicken:20200802120525j:image

f:id:rai_chicken:20200802122051j:image

極楽平では宝剣岳方面と空木岳方面に道が分かれます。

三ノ沢岳へ登る場合は宝剣岳方面へ。

10分ほど歩くと三ノ沢分岐です。

ここでは宝剣岳経由の木曽駒ヶ岳ルートと三ノ沢岳ルートに分かれます。

分岐から三ノ沢岳を見ると、こんな感じです。

f:id:rai_chicken:20200802122258j:image

えっ意外に遠くない!?

独立峰だから当たり前ですが、一回降ってからまた登る絶望タイプです。

写真じゃわかりにくいですが、結構離れています。

コースタイムは1時間40分。

本当にこれで着くのかなーと思いながら足を進めました。

コースはわかりやすいですが、ハイマツが茂っています。

f:id:rai_chicken:20200802122632j:image

ルート上はこんな感じです。歩きにくいです。

長ズボンじゃないと傷だらけになりそうです。

途中遭難慰霊碑の大きなケルンがあります。

f:id:rai_chicken:20200802122948j:image

ここを越えると最後の登りです。

 

頂上到着!

f:id:rai_chicken:20200802123135j:image

コースタイムより早く、1時間ちょっとで着きました。

人って意外に速いのですね。

あんなに遠くに見えたのに。

不思議。

 

頂上は標識など無く、三角点があるだけです。寂しい。

大きな花崗岩がゴロゴロしています。

f:id:rai_chicken:20200802123416j:image

あと、この山はやたらと遭難慰霊プレートが多かったです。中央アルプス全体が見渡せるいい場所だからですかね。

 

三ノ沢岳は高山植物が多いことで有名です。

山頂近くまではひたすらハイマツの海の中を歩くルートなので、植物はあまり見られませんでした。

でも、山頂直下の砂場には多くの高山植物が咲き乱れていました!

f:id:rai_chicken:20200802124805j:image
f:id:rai_chicken:20200802124801j:image

千畳敷カール周辺のチングルマはもう穂になりかけていましたが、三ノ沢岳では最盛期!

来てよかった!

 

三ノ沢岳へのルートは1つしかないので帰りも同じ道。

ガスが広がっていますが時折日があたり青空が見えます。

f:id:rai_chicken:20200802125924j:image

なつー!

 

帰りのロープウェイもスムーズに乗ることができ、快適な登山となりました。

 

帰りは菅の台ですずらんソフトクリーム」を食べました。

250円なのにとても大きくてお得!

味もとても濃い。

一番好きなソフトクリームです。

駒ヶ根に来たら是非食べてみてください。

f:id:rai_chicken:20200802132830j:image

 

まとめ

中央アルプス三ノ沢岳。

知っている人はなかなかいないマイナーな山かもしれませんが、静かな山歩きができ、豊富な高山植物を見ることができる最高の山です。

往復5時間ほどかかるため、木曽駒や空木岳縦走のついでには登ることができない山ですが、とてもオススメの山なので是非訪れてみてください!