葉っぱが64枚

内気なアウトドア派のブログ

秋の気配が近づく入笠山・入笠湿原へ

本日は登山初心者にぴったりの山、「入笠山」を紹介したいと思います。

先日、平日に時間ができ天気も良かったため入笠山と入笠湿原へ行っていきました。

入笠湿原・入笠山とは

長野県富士見町の標高1,734mに位置する湿原です。

面積は約1.85ヘクタールとそれほど大きくありませんが、春から秋にかけて様々な花が咲くことで有名です。

入笠湿原のすぐ近くには名前の由来となっている入笠山(標高:1955m)があります。

「花の百名山」の1つであり、小さい山ながら多くの人が訪れている人気の山です。

この地帯は湿原が多く、入笠湿原他にも大阿原湿原という湿原が近くにあります。

アクセス方法

アクセス方法は2つあります。

1つ目は富士見パノラマリゾートのゴンドラリフトを利用する方法です。

富士見パノラマリゾートはスキー場ですが、年間を通してゴンドラリフトの営業を行っています。

 運賃、運行時間等の詳細は富士見パノラマリゾートのHPをご確認ください。

www.fujimipanorama.com

ゴンドラの山頂駅からは10分ほど歩くと入笠湿原です。楽ちんです。

 

2つ目はマイカーで行く方法です。

入笠山は長野県の伊那市と富士見町の間に位置する山です。

伊那市と富士見町を結ぶ林道があり、車でも訪れることができます。

ただ富士見町側からはマイカー規制があり、4月下旬から11月中旬の間の午前8時から午後3時までは林道を通行することができません。

富士見町はどうしてもゴンドラに乗せたいようです。

小さな山なので多くの人が車で訪れたら環境問題にもなるのでしょうがないですね。

ただ、伊那市側からの林道は規制はないため入笠山登山口まで車で行くことができます。

伊那市側からのルートは国道152号線から国立信州高遠青少年自然の家方面を目指し、千代田湖を経由し、ひたすら林道を登るルートになります。道は細いですが舗装されており、待避所もそれなりにあるので問題なく通行できるかと思います。

いざ湿原散策!

まずは入笠湿原です。

湿原の中にシラカバが点在しています。
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サワギキョウが見頃を迎えていました。

湿原が紫色に染まっています。
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シシウドも。花火みたいです。
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まさに花の楽園でした。

季節によってさまざまな花が咲くので、色々な時期に訪れたいですね。

特に有名なのは5月に咲く「すずらん」です。

可憐な花が斜面全体で咲き誇ります。

入笠山登山!

入笠湿原の散策の次は入笠山の山頂を目指します。

湿原から登山口までは10分ほどです。
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車の人は駐車場に車を止められると言いたいところですが・・・

なんとベンチで駐車場が封鎖されています。
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駐車スペースを無くし、車で来られないようにし、ゴンドラを利用させるための富士見町の戦略です。ここまでやる必要があるのか疑問です。伊那市側からは車で来てもいいことになっているのですから。

 

気を取り直して登山開始です。

登山口は一番コースタイムが少なく利用者が多い「表登山道コース」を利用しました。

コースタイムは約30分です。

途中、岩場コースと岩場迂回コースに分かれます。
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岩場コースを選択しました。

岩場と言ってもこの程度です⇩
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小さな子どもでも大丈夫です!
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あっという間山頂です。(15分くらいで着きました)

標高は1955mです。

麓は暑かったですが、山の上は気持ちのいい風が吹いていました。

入笠山の魅力は360°の大展望です。

天気が良ければ、八ヶ岳連峰、南アルプス中央アルプス北アルプスを臨むことができます。
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中央アルプス北アルプス方面。
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南アルプス方面はどんより。
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八ヶ岳方面。

八ヶ岳連峰は雲の中。
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この日の展望はまずまずですかね。

平日でしたが、多くの人でにぎわっていました。

 

帰りも同じルートを利用しました。

途中お花畑を経由しました。

 

キキョウ。この濃い色がよく目立ちます。
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コオニユリ
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マツムシソウ
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もっとたくさんの花が咲いていましたが時間の関係でゆっくり撮影できませんでした。

残念。

 

あっ、そうそうクジャクチョウもたくさんいて感動。

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羽の模様が美しい!

まとめ

ゴンドラ、車を使えば気軽に登れる入笠山。

コースタイムが短いにもかかわらず湿原、お花畑、大展望と見どころ満載のナイスな山です。

登山初心者の方、普段登山をしない人にもおすすめの山です。

高原は夏が終わり秋が訪れようとしています。

秋の花を見に出かけてみてはいかがでしょうか。