冬の蓼科山登山
冬の2000m越えの山は初めてです。
目次
蓼科山とは
八ヶ岳連峰の最北部に位置しています。
標高は2531mとそれほど高くはありませんが、
山頂からは八ヶ岳だけではなく浅間山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスと360°の大展望を臨むことができます。
登山
登山口
主要ルートは、すずらん峠から登るルートと白樺高原国際スキー場から登るルートです。後者の方がコースタイムは短いですが、冬期の登山ではすずらん峠から登るルートが一般的なようです。
駐車場には20台ほど駐車可能です。
道の反対側にも駐車スペースはあります。
7時過ぎに到着しましたがギリギリでした。
仮設トイレがありますが、冬期は1つしか使えません。
峠に来るまでに蓼科湖を経由する場合は、
そこでトイレは済ますと良さそうです。(奇麗な水洗トイレがあります)
登山開始
雪がある程度積もっていたので、駐車場からアイゼンを装着しました。
周りの人を見ると歩き始めはチェーンスパイクの人も多く、
頑張れば山頂までチェーンスパイクでも行けそうでしたが、12本爪アイゼンが無難です。
登山道は雪が積もっていますが、量が少ないため岩が見えていました。
標高が高くなると美しい樹氷が見えました。
登り始めは曇っていましたが、昼に近づくにつれ天気が良くなってきました。
八ヶ岳の峰々もよく見えます。
枝に雪が付いていて格好いいです。
3時間弱で樹林帯を抜けます。
天気はいいですが、風がとても強かったです。
浅間山方面もよく見えました。
山頂
樹林帯を抜けてすぐに山頂です。
蓼科山の山頂はゴツゴツの大きな岩が転がっている広い空間です。
アイゼンを履いていると歩きにくいので気をつけてください。
車山方面の景色です。
奥には北アルプスの見えました。
山頂には小さな鳥居があります。
これは蓼科神社の奥社になります。
鳥居はガチガチに凍っていました。
蓼科山頂ヒュッテ
山頂には山小屋が1つありますが、冬期は営業していません。
そのためトイレも使えません。
下山
風が強かったため山頂で長居はできず、すぐに下山しました。
ルートは登りと同じです。
往復6時間弱の登山となりました。
帰りはビーナスラインを通って帰宅。
スキー客の人がたくさんいました。
車山高原から蓼科山を眺めるとこんな感じです。
登った山を下から見るのも好きです。
まとめ
蓼科山は夏にも登ったことがありましたが、冬の景色は別物でした。
夏には大きな岩が登山道にあって登りにくい印象でしたが、冬は雪で岩が埋もれてしまうため比較的登りやすかったです。
八ヶ岳は冬場も比較的天候が安定しているので、冬山初心者にはもってこいの山です。