烏帽子岳登山での出会い(前編)
昨日登った烏帽子岳で出会った植物、昆虫を紹介します。
登山記事はこちら。
登り始めてすぐに見つけたのはギンリョウソウ。
通称ユウレイタケ。
といってもキノコ(菌類)ではありません。
ギンリョウソウとは
5月、6月頃に森林の林床に生えます。
そのため生きていくためには何かからエネルギーを得なければなりません。
ギンリョウソウは植物の根と菌類の共生体である菌根から栄養を得て生活しています。
(菌根は植物の根から栄養を得ています)
地下茎は長く、その先に根があります。
ギンリョウソウは花が咲いている時期以外は地上には現れません。
花にやってきたハチによって受粉すると種子ができます。
その種子はゴキブリによって食べられ、運ばれるようです。
見た目もですが、生き方も大変面白い植物ですね。
【参考】“ゴキブリ”にタネまきしてもらう植物「ギンリョウソウ」
https://academist-cf.com/journal/?p=5542
続いては昆虫。
ヒメウスアオシャクです。
ヒメウスアオシャクとは
シャクガ科アオシャク亜科に分類されます。
北海道から九州にかけて分布しています。
幼虫は広食性でカラマツ、クマシデ、アラカシ、テツカエデなどを食べます。
細長い緑色の尺取虫の成虫です。
きれいな色でした。
次はエゾハルゼミ(の抜け殻)
森中に鳴き声が響き渡っていましたが、姿は見つかりませんでした。
エゾハルゼミとは
北海道から九州に分布しています。
里山や山地で5月~6月に鳴いています。
鳴き声が特徴的です。
「ミョーキン,ミョーキン,ミョーキン,ケッーケッーケッー」
前半はカエルみたいです。後半はヒグラシみたいです。
まとめ
山に登る目的は人それぞれです。
・ピークハント
・写真撮影
・トレーニング
・自然観察
目的がいっぱいあると、もっと山を楽しめます。
ただし何かを見つけるとなかなか先に進めないのが難点です(笑)
だから一人で登っています…。
烏帽子岳での出会い紹介は後半へ続きます。