アルプスの展望台「守屋山」
ずっと雨の連休ですね。
その連休も今日で終わってしまう…。
この雨で高山帯の夏は終わってしまうと思うと悲しくなります。
午前中の天気は持ちそうだった連休の初めに、日帰りでパッと行って帰って来られそうな山へ登ってきました。その名は「守屋山」です。
目次
守屋山とは
杖突峠を挟んで入笠山の隣にある山です。
南アルプスの最北端と呼ばれているようですが、離れすぎていて南アルプスって感じはしないですね。(個人的に)
ピークは2つ(東峰、西峰)あり、それぞれに「守屋山山頂」という標識があります。
東峰のピークは1631.2m、西峰のピークは1650.3mです。
それぞれのピークからは北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳を臨むことができる展望の山です。日本展望の山100山の1つに選定されています。
登山口は3つありますが、どの登山口から登っても4時間ほどあれば頂上まで往復できるので初心者にもおすすめの山です。
コース
コースは杖突峠から登る「杖突峠コース」、不思議な岩がたくさんある「立石コース」、松尾峠から登るため標高差が小さくコースタイムが一番少ない「松尾峠コース」があります。
この日はコースタイムが一番長い「杖突峠コース」から東、西の山頂を目指し、立石コースを利用して下山し、車道を通って杖突峠コースの登山口に戻るルートを利用しました。
杖突峠から登る「杖突峠コース」
杖突峠コースの登山口は杖突峠の頂上付近にあります。峠頂上を目指すとメガソーラー発電所があり、その横に大きな駐車場があります。
こちらの駐車場にはトイレがありません。
杖突峠にある峠の茶屋の公衆トイレを利用するか、登山を開始し、30分ほど歩いたところにある広場のトイレをご利用ください。
登山口には立派な看板があります。(新しくできたようです)
登山口から20分ほど歩くと砂利の車道になります。
そこを10分ほど歩くと広場に出ます。
木彫りの熊さんがいます。かわいい。
立派な東屋がある素敵な広場です。
この広場には仮設トイレがあります。
ここから登山道が再開です。
本物の熊さんもいるので特に朝と夕方は注意してください。
樹林帯を歩きます。
胸突坂とありますが、そこまで急登ではありません。
樹林帯を抜けると・・・
東峰のピークです!
山頂の標識の後ろは中央アルプスです。
こちらは八ヶ岳が見えます。
残念ながら北アルプスは雲の中・・・。
続いて西峰へ向かいます。
一度下ってから登り返します。
東峰から20分ほど樹林帯を歩きます。
西峰の山頂です。
こちらの方が少しだけ標高が高いです。
西峰も360度の大展望です。
ベンチも数台設置されています。
ゆっくりお昼ご飯を楽しめますね。
中央アルプス方面です。
こちらは南アルプス方面です。
手前に見えるのは入笠山でその奥に顔を出しているのが仙丈ケ岳です。
西峰の山頂には避難小屋、通称「ラビットハウス」があります。
結構しっかりした作りです。
下山「立石コース」
下山は立石コースを選択しました。
こちらのコースは不思議な大きな岩がたくさんあるコースです。
杖突峠の中腹の車道につながっているコースのため、登りに利用した「杖突峠コース」の登山口駐車場までは国道152号線を10分ほど歩く必要があります。
途中「浅間の滝」という滝があります。
滝と言っても水はほとんど流れていません。
このコースは大きな岩がたくさんあるので、面白いです。
百畳岩の上から見る景色です。
こちらは立石です。
小石を投げ入れるといいらしい。
車道に出たら駐車場まで車道を歩きます。
そこそこ交通量が多いので注意してください。
まとめ
往復4時間程度のお手軽登山となり初心者にもおすすめです。
難易度は低い山ですが、景色がとてもいいので地元の人はもちろん、県外の人にもおすすめです。
私自身も春夏秋冬と数回訪れています。