宮田高原から伊勢滝へ
暑さから逃れるため「宮田高原キャンプ場」、そしてそのさらに奥にある「伊勢滝」へハイキングに行ってきました。
目次
宮田高原キャンプ場とは
宮田高原とは長野県上伊那郡宮田村にあるキャンプ場です。
標高は1650mと高く、大昔はスキー場として利用されていました。
そのあとは牧場として利用されていましたが、最近は放牧はされていないようです。
中央アルプスの前衛の山に位置し、展望台からは中央アルプスはもちろん、南アルプス、八ヶ岳まで臨むことができる絶景が魅力のキャンプ場です。
高原内はハイキングコースが整備されており、キャンプをしない人でも中に入り、散策をすることができます。
宮田高原頂上までは駐車場から片道600mです。
整備された牧場内の遊歩道を歩くと到着します。
中央アルプスを見るには午前中、南アルプス、八ヶ岳方面は午後の方が光の関係上きれいに見えます。
キャンプをすれば伊那谷の夜景、星空も見ることができるのでぜひ訪れてみてください。
キャンプ場のホームページはこちら⇩
営業期間は4月から9月までで、宿泊の際は1週間前までに予約が必要です。
伊勢滝とは
伊勢滝とは中央アルプス駒ヶ岳を源流とする「黒川」の上流にある滝です。
アクセス方法
宮田高原キャンプから遊歩道があります。
黒川という川に沿って林道をおよそ2時間弱歩くと到着します。
駐車場は?
駐車場は宮田高原キャンプ入口から奥へ50mほど未塗装路を進んだ場所に大きな駐車場があります。
伊勢滝へ向け出発
駐車場から先は森林管理用の林道を歩きます。
ここはクマが多いので鈴やラジオを持って行った方がいいです。
よく手入れされた広葉樹林を歩きます。
トリカブトがたくさん咲いています。
林道を10分ほど歩くと車止めがあります。
ここから道が狭くなります。
昨年の豪雨の影響か、今年の梅雨の長雨の影響かわかりませんがところどころ道が崩れています。しかし問題なく通過できるレベルです。
駐車場から20分ほどで林道と合流します。
この林道は黒川下流の黒川平につながる林道です。
一般車は通行できないため車は来ません。
左に行くと「不動滝」に行くことができますが、今回の目的地「伊勢滝」は右方向になります。
この先、目的地まではひたすらこの黒川沿いにある林道を上流に向かって歩くことになります。
青空が美しい。
川の音が涼しげです。
道は平たんです。
途中、渓流釣りをしている人が何人かいました。
また高山蝶を捕獲している人もいました。
純粋に滝を目指している人には出会いませんでした。
この道もところどころで崩落が起きています。
一番大きな崩落がこちら⇩
もう通れないかと思いましたが左から河原に降りて迂回し、砂防堰堤の梯子を登れば通過できました。
森の中に国土交通省の伊勢滝雨量観測所があります。
ここを通過すれば伊勢滝まですぐです。
伊勢滝避難小屋を発見。ここで林道は終点です。
この避難小屋なぜか山と高原の地図に載っていない・・・
中はとてもきれいです。設置されている登山者ノートを見ると意外と利用している人がいるようです。
ここから飼駒ノ池経由で木曽駒ケ岳に登ることができます。点線ルートですが。(ここが五合目です。)
実はこの小屋の直前に伊勢滝はあったのですが、気づかずに通り過ぎていました。
また地図に小屋が載っていなかったため伊勢滝の場所がわからず、小屋の先の登山道まで道を進めてしまいました。
歩いても歩いて滝の気配が感じられなかったため改めて地図を見ると、
伊勢滝は林道終点前にあるではありませんか!
登山道を引き返します。
小屋に戻り林道周辺を見てみると・・・
ありました!伊勢滝!
看板が草に隠れているし、滝も木々が生い茂りほとんど見えません。
滝の音にも気づきませんでした。
せっかくここまで来たのにこれでは悲しすぎます。
でもご安心を!
滝のすぐ近くまで近づくことができます。
避難小屋のすぐ横に林道があり、ここを通っていくと滝の近くに行くことができます。
ここまで来ると伊勢滝の全容が見えます。
涼しい・・・
広葉樹がたくさんあったので秋は紅葉が楽しめそうです。
また来てみよう。
この水を使った地ビールが宮田村では売られています。
その名も「伊勢滝の風」。
好評のようですので訪れた際はぜひ飲んでみてください。
帰り道は来た道をそのまま帰ります。
途中河原でお昼ごはん。最高。
まとめ
麓の最高気温は35℃近くまで上がりましたが、標高が高く水の近くであったためそこまで暑さは感じませんでした。
まだまだ暑い日々は続きそうですが、そんなときは高原や滝を訪れるのもいいかもしれません。