葉っぱが64枚

内気なアウトドア派のブログ

濁河温泉から登る御嶽山

登ってから1か月近く経ってしまいましたが、9月中旬に御嶽山へ登ってきました。

今年も10月上旬に実施された公害防止管理者の試験を受けるために勉強していたので記事にするのが遅くなってしまいました。

目次

御嶽山とは

御嶽山は長野県と岐阜県に位置する標高3067mの火山です。

2014年9月27日に噴火し、多くの犠牲者を出したことが記憶に新しいかと思います。

 

今回は噴火口に近い剣が峰には行かず、濁河温泉から標高2811mの飛騨頂上と2959mの摩利支天へ登り、三ノ池を一周し下山しました。

 

駐車場と登山口

駐車場と登山口は濁河温泉の最上部にあります。

一番上の市営駐車場がいっぱいの場合は濁河温泉街の中にある駐車場を利用すれば大丈夫です。

f:id:rai_chicken:20210915195446j:image

トイレ

登山口にはバイオトイレがあります。しっかり管理されておりきれいでした。
f:id:rai_chicken:20210915195412j:image

コースタイム

登山口から飛騨頂上までは約230分です。
f:id:rai_chicken:20210915195456j:image

飛騨頂上、摩利支天へ

いざ登山開始!
f:id:rai_chicken:20210915195524j:image

始めは樹林帯です。森のいい香りがしました。
f:id:rai_chicken:20210915195502j:image

時折木道があります。

よく整備されており、道迷いの心配はありません。
f:id:rai_chicken:20210915195459j:image

途中、ジョーズ岩があります。
f:id:rai_chicken:20210915195529j:image
f:id:rai_chicken:20210915195517j:image

木には下の写真のように数字が書かれた看板があります。

これは飛騨頂上まで続きます。

(飛騨頂上が何番なのか忘れてしまった…)
f:id:rai_chicken:20210915195511j:image

湯の花峠です。f:id:rai_chicken:20210915195508j:image

蛙岩です。

カエルにそっくりです。
f:id:rai_chicken:20210915195514j:image

のぞき岩です。

摩利支天がよく見えます。
f:id:rai_chicken:20210915195551j:image

のぞき岩には避難小屋があります。

トイレはありません。

f:id:rai_chicken:20210915195505j:image
f:id:rai_chicken:20210915195424j:image

8合目に到着です。

お助け水と書いてありますが、水は出ていません。

何も助けてくれません。

昔は水が出たのですかね?不思議。
f:id:rai_chicken:20210915195542j:image
八合目を過ぎると森林限界を越えます。

この日は曇っていましたが、雲は高かったので北アルプス乗鞍岳、白山も見えました。
f:id:rai_chicken:20210915195437j:image

くねくねした道を登り、飛騨頂上を目指します。
f:id:rai_chicken:20210915195527j:image

ラストスパートです。
f:id:rai_chicken:20210915195418j:image

飛騨頂上に到着。風が強かったです。
f:id:rai_chicken:20210915195443j:image
f:id:rai_chicken:20210915195440j:image

続いて摩利支天を目指しました。

五ノ池小屋から摩利支天まで約1時間です。f:id:rai_chicken:20210915195449j:image

五の池小屋が見えます。

遠くには北アルプスの山々も!
f:id:rai_chicken:20210915195452j:image

剣が峰も目の前に!
f:id:rai_chicken:20210915195434j:image

ちょっとした岩場もありますが、無事に摩利支天までやってきました。

小さな看板があるだけの地味な山頂です。

山頂はあまり広くありません。
f:id:rai_chicken:20210915195545j:image

摩利支天から三ノ池へ

三ノ池周辺は草紅葉していました。
f:id:rai_chicken:20210915195421j:image

三ノ池をぐるっと一周しました。

三ノ池を一周するのには約1時間かかります。
f:id:rai_chicken:20210915195538j:image

ナナカマドの紅葉が始まっていました。
f:id:rai_chicken:20210915195416j:image

下山

帰りは来た道を戻ります。

f:id:rai_chicken:20210915195548j:image

まとめ

噴火する前には何度か剣が峰に登ったことはありましたが、摩利支天や飛騨頂上には登ったことはありませんでした。同じ山でもコースが異なれば雰囲気が異なります。御嶽山はまだまだ異なるコースがあるので、また登ってみたいと思います。
f:id:rai_chicken:20210915195430j:image

大雪渓から白馬岳へ

今年のお盆休みはあいにくの天気で山へは行けませんでした。

もう夏山シーズンも終わってしまうと思っていたところ、運よく週末晴れる日があるではありませんか!

夏山最後のチャンスということで定時で帰り、お山の準備をしたのでありました。

今シーズンは泊りで山へ登っていません。

泊りで登るならこのチャンスしかない!ということテント泊で登ってきました。

目指す山は前から登りたいと思っていた北アルプスの「白馬岳」。

大雪渓を登ってみたかったので登山口は「猿倉」です。

目次

白馬岳とは

白馬岳とは北アルプス北部にあり、長野県、富山県に位置する山です。

日本百名山の1つとなります。

標高は2932mと3000mには届きませんが、この地帯は冬の積雪量が多いため、遅くまで雪が残ります。

特に大雪渓が有名です。

ルート

山頂に向かう主なルートは

・猿倉から大雪渓を登る「大雪渓コース」

栂池自然園から登る「白馬大池コース」

・鑓温泉コース(2021年通行止め中)

があります。

今回は大雪渓コースを利用しました。

登山口

登山口は長野県白馬村の猿倉です。

駐車場

駐車場は猿倉荘の少し下にあります。

駐車台数は100台ほどです。

土曜日の朝5時頃に到着しましたが、ほぼ満車でした。

確実に駐車したければ前日夜から前乗りした方がいいですね。

ここに止められない場合、八方の駐車場に駐車し、バスやタクシーで移動することとなります。

栂池まで縦走する場合は八方の駐車場を利用する方が便利です。

猿倉荘

登山口は猿倉荘の隣となります。

こちらが猿倉荘。

f:id:rai_chicken:20210901213618j:image

登山口のトイレ

猿倉荘の前に水洗トイレがあります。

今シーズンは白馬尻小屋営業していないので、白馬頂上山荘まで小屋はありません。

f:id:rai_chicken:20210901213647j:image

登山開始~白馬頂上山荘へ

猿倉荘の隣から登山開始です!

登山届はしっかり出しましょう。山荘前で提出できます。
f:id:rai_chicken:20210901213650j:image

始めは林道が続きます。f:id:rai_chicken:20210901213607j:image

少しすると登山道に変わりますが、まだなだらかです。
f:id:rai_chicken:20210901213603j:image

白馬大雪渓

なだらかな道を1時間ほど歩き続けると大雪渓への入口です。

秋に近づいているこの時期はすぐには雪渓の上を歩きません。

しばらく登山道を歩きます。
f:id:rai_chicken:20210901213523j:image

ガスっています…。
f:id:rai_chicken:20210901213547j:image

ようやく雪渓が見えてきました。
f:id:rai_chicken:20210901213614j:image

チェーンスパイクを履いて雪渓を歩きます。

ほとんどの人がチェーンスパイク、軽アイゼンを使用していました。

アイゼン無しでも行けなくはないですが、あった方が絶対いいです。

大雪渓コースを歩く際は何月であろうとアイゼンは必要かと思います。
f:id:rai_chicken:20210901213628j:image

避難小屋

雪渓を歩き終わると登山道になります。

なかなかの急登です。1年ぶりのテント泊装備登山にはキツカッタ…。

途中避難小屋があります。
f:id:rai_chicken:20210901213636j:image

f:id:rai_chicken:20210901213542j:image

最後の登り

避難小屋を過ぎると頂上山荘まであと少しです。

雪渓から小屋までずっと急登です。

ゆっくりゆっくり登っていきました。

稜線に近づくにつれて風が強くなってきました。

f:id:rai_chicken:20210901213610j:image

白馬頂上山荘

山荘に到着です。

今シーズン、小屋泊はもちろんですが、テント場利用にも予約が必要です。

予約はこちらからどうぞ。

テント泊の場合1人1500円にプラスしてテント1張り1000円となります。

yamagoya.hakubakousha.com


f:id:rai_chicken:20210901213557j:image

テント場

テント場は小屋の裏の窪地にあります。
f:id:rai_chicken:20210901213516j:image

水はけは良さそうです。
f:id:rai_chicken:20210901213538j:image

テント場トイレ

トイレはテント場にすぐ近くにあります。

掃除されておりきれいですが、なかなか大胆なトイレです(男子トイレ)。
f:id:rai_chicken:20210901213528j:image

テントを建てたら天気が悪くなってきました。

風が強くテントが飛んでいきそうでした。

一晩中強風で、あまり眠れませんでした。
f:id:rai_chicken:20210901213643j:image

2日目 白馬岳山頂へ

2日目!晴れました!(風は強かったですが)
f:id:rai_chicken:20210901213632j:image

日の出を見たら山頂を目指します。

頂上山荘から白馬岳山頂までは約30分です。

白馬鑓方面を振り返ると絶景です。

f:id:rai_chicken:20210901213640j:image

山頂は混んでいました。

南アルプス八ヶ岳中央アルプス、そして富士山まで臨むことができました。

大満足です。
f:id:rai_chicken:20210901213625j:image

f:id:rai_chicken:20210901213512j:image

下山

下山も大雪渓コースを利用しました。

天気も良かったので、本当は白馬大池まで縦走したかったですが、今回は我慢です。
f:id:rai_chicken:20210901213551j:image

下山してもいい天気でした。

今度は縦走したいな。
f:id:rai_chicken:20210901213621j:image

まとめ

運よく晴れた週末を狙って憧れの大雪渓を登ってきました。

8月末でしたが雪渓の近くでは高山植物が咲いており、今シーズン最後の夏山を楽しむことが出来ました。

猿倉から白馬岳は標高差が約1700mあります。

日帰りで登っている方もいましたが、ゆっくり1泊するのがおすすめです。

アルプスの展望台「守屋山」

ずっと雨の連休ですね。

その連休も今日で終わってしまう…。

この雨で高山帯の夏は終わってしまうと思うと悲しくなります。

 

午前中の天気は持ちそうだった連休の初めに、日帰りでパッと行って帰って来られそうな山へ登ってきました。その名は「守屋山」です。

目次

守屋山とは

長野県伊那市諏訪市の境にある山です。

杖突峠を挟んで入笠山の隣にある山です。

南アルプスの最北端と呼ばれているようですが、離れすぎていて南アルプスって感じはしないですね。(個人的に)

ピークは2つ(東峰、西峰)あり、それぞれに「守屋山山頂」という標識があります。

東峰のピークは1631.2m、西峰のピークは1650.3mです。

それぞれのピークからは北アルプス南アルプス中央アルプス八ヶ岳を臨むことができる展望の山です。日本展望の山100山の1つに選定されています。

登山口は3つありますが、どの登山口から登っても4時間ほどあれば頂上まで往復できるので初心者にもおすすめの山です。

コース

コースは杖突峠から登る「杖突峠コース」、不思議な岩がたくさんある「立石コース」、松尾峠から登るため標高差が小さくコースタイムが一番少ない「松尾峠コース」があります。

この日はコースタイムが一番長い「杖突峠コース」から東、西の山頂を目指し、立石コースを利用して下山し、車道を通って杖突峠コースの登山口に戻るルートを利用しました。

杖突峠から登る「杖突峠コース」

杖突峠コースの登山口は杖突峠の頂上付近にあります。峠頂上を目指すとメガソーラー発電所があり、その横に大きな駐車場があります。

こちらの駐車場にはトイレがありません。

杖突峠にある峠の茶屋の公衆トイレを利用するか、登山を開始し、30分ほど歩いたところにある広場のトイレをご利用ください。

登山口には立派な看板があります。(新しくできたようです)

f:id:rai_chicken:20210815110913j:image

登山口から20分ほど歩くと砂利の車道になります。
f:id:rai_chicken:20210815110755j:image

そこを10分ほど歩くと広場に出ます。
f:id:rai_chicken:20210815110906j:image

木彫りの熊さんがいます。かわいい。
f:id:rai_chicken:20210815110802j:image

立派な東屋がある素敵な広場です。

この広場には仮設トイレがあります。
f:id:rai_chicken:20210815110917j:image

ここから登山道が再開です。

本物の熊さんもいるので特に朝と夕方は注意してください。
f:id:rai_chicken:20210815110828j:image

樹林帯を歩きます。

胸突坂とありますが、そこまで急登ではありません。
f:id:rai_chicken:20210815110854j:image

樹林帯を抜けると・・・

東峰のピークです!

山頂の標識の後ろは中央アルプスです。

f:id:rai_chicken:20210815110847j:image

こちらは八ヶ岳が見えます。
f:id:rai_chicken:20210815110818j:image

そしてこちらは諏訪湖北アルプス方面です。

残念ながら北アルプスは雲の中・・・。
f:id:rai_chicken:20210815110851j:image

続いて西峰へ向かいます。

一度下ってから登り返します。

東峰から20分ほど樹林帯を歩きます。
f:id:rai_chicken:20210815110810j:image

西峰の山頂です。

こちらの方が少しだけ標高が高いです。

西峰も360度の大展望です。
f:id:rai_chicken:20210815110839j:image

ベンチも数台設置されています。

ゆっくりお昼ご飯を楽しめますね。
f:id:rai_chicken:20210815110747j:image

中央アルプス方面です。
f:id:rai_chicken:20210815110902j:image

こちらは南アルプス方面です。

手前に見えるのは入笠山でその奥に顔を出しているのが仙丈ケ岳です。
f:id:rai_chicken:20210815110843j:image

西峰の山頂には避難小屋、通称「ラビットハウス」があります。
f:id:rai_chicken:20210815110832j:image

結構しっかりした作りです。
f:id:rai_chicken:20210815110759j:image

下山「立石コース」

下山は立石コースを選択しました。

こちらのコースは不思議な大きな岩がたくさんあるコースです。

杖突峠の中腹の車道につながっているコースのため、登りに利用した「杖突峠コース」の登山口駐車場までは国道152号線を10分ほど歩く必要があります。
f:id:rai_chicken:20210815110751j:image

途中「浅間の滝」という滝があります。

滝と言っても水はほとんど流れていません。
f:id:rai_chicken:20210815110858j:image

f:id:rai_chicken:20210816105752j:image

このコースは大きな岩がたくさんあるので、面白いです。
f:id:rai_chicken:20210815110821j:image

百畳岩の上から見る景色です。

f:id:rai_chicken:20210816105928j:image

こちらは立石です。
f:id:rai_chicken:20210815110909j:image

小石を投げ入れるといいらしい。
f:id:rai_chicken:20210815110825j:image

車道に出たら駐車場まで車道を歩きます。

そこそこ交通量が多いので注意してください。
f:id:rai_chicken:20210815110807j:image

まとめ

往復4時間程度のお手軽登山となり初心者にもおすすめです。

難易度は低い山ですが、景色がとてもいいので地元の人はもちろん、県外の人にもおすすめです。

私自身も春夏秋冬と数回訪れています。

伊那谷諏訪湖周辺の観光と合わせて登ってみてはいかがでしょうか。

中央アルプス 三ノ沢岳 2021年夏

せっかくの夏季休暇なのに雨ばかりで辛い今日この頃です。

先日、中央アルプスの三ノ沢岳に登ってきました。

三ノ沢岳は昨年の夏に初めて登りましたが、とても素晴らしい山だったため

再度登りました。

コースの案内は昨年の記事に詳細記載しています↓

nature365.hatenablog.com

目次

三ノ沢岳とは

中央アルプスの主稜線上にある宝剣岳から南西方向に延びた尾根上にある標高2,847 mの山です。
他の山とつながっていないため独立峰的な存在です。
伊那谷側からは山体を臨むことはできませんが、木曽地方から見ると貫禄満点です。
三ノ沢岳は、主稜を空木岳木曽駒ケ岳へ縦走する登山者にとっては、分岐から往復4時間もの行程を余儀なくされるため、あまり人が訪れません。
登頂するためには三ノ沢岳に限定した登山スタイルが必要となります。
かなりマイナーな山ですが、山頂直下には見事な高山植物のお花畑があり、これを求めて登る登山者も珍しくありません。
コースタイムは千畳敷カールから往復5時間20分です。

※ルート上には避難小屋やエスケープルートは存在しないため、天候が変わった場合は直ちに引き返すことが必要です。

千畳敷カールを散策

ロープウェイを降りてすぐに三ノ沢岳に向かうのではなく、千畳敷カールを散策しました。この日は朝からとてもいい天気でした。

f:id:rai_chicken:20210731155825j:image

千畳敷カールを散策した目的はこちら!

コバイケイソウです。

今年はコバイケイソウの当たり年であったため、何としても千畳敷に行きたかったのです。

f:id:rai_chicken:20210801210954j:image

コバイケイソウとは

ユリ科シュロソウ属の多年草の植物です。
背は高く白い穂がよく目立ちます。花は白色で円柱状に複数集まって咲いています。
花は数年周期で咲きます。
独特のにおいがします。臭いという人もいますが、そこまで臭くはないです(個人的には)

 

多くの人はロープウェイを降りるとすぐに木曽駒山頂へ向かうため、

カール内を散策している人はまばらです。
f:id:rai_chicken:20210801211020j:image

30分ほどカール内の花々を楽しんだ後、三ノ沢岳へ向かいます。

 

極楽平へ

再び千畳敷ホテルへ戻り、登山のスタートです。

極楽平に向け30分ほど登ります。

多くの登山者は木曽駒ケ岳を目指すため、こちらのコースは人はまばらです。

登山道はよく整備されています。
f:id:rai_chicken:20210731155656j:image

30分ほどで極楽平に到着。

木曽方面が見渡せます。

残念ながら御嶽山は雲の中。

南に行けば空木岳方面、北に向かえば宝剣岳、三ノ沢分岐方面です。
f:id:rai_chicken:20210731155818j:image

稜線を15分ほど歩くと三ノ沢分岐です。

昨年はガスが多かったですが、今年はいい天気。最高です。

f:id:rai_chicken:20210731155822j:image

三ノ沢岳へ

三ノ沢岳だけは独立峰です。

そのため一度、ぐわーと降りてから登り返す必要があります。

地味に上り下りが多いため、登り甲斐があります。
f:id:rai_chicken:20210731155833j:image

途中木曽駒方面を振り返ると木曽側からガスがわいていて格好良かったです。
f:id:rai_chicken:20210731155704j:image

山頂付近のお花畑

三ノ沢岳は高山植物が多いことで有名です。

梅雨明けすぐの時期には多くの花が咲き乱れます。
f:id:rai_chicken:20210731155830j:image

f:id:rai_chicken:20210731155715j:image

三ノ沢岳でも多くのコバイケイソウを確認できました。
f:id:rai_chicken:20210731155653j:image

山頂は小さな標識があるだけで地味ですが、360度の大パノラマで、

何時間居ても飽きません。

ゆっくりお昼ご飯を食べて、山頂を楽しみました。

f:id:rai_chicken:20210801211126j:image

帰路は同じ道を帰ります。
f:id:rai_chicken:20210731155700j:image

今回は午後までいい天気でした。
f:id:rai_chicken:20210731155718j:image

まとめ

昨年に引き続き2回目の中央アルプス三ノ沢岳でしたが、

景色も高山植物も楽しむことができ、大満足の日帰り登山となりました。

駒ヶ根市の菅の台から路線バス、ロープウェイに乗るというのが、この山行の一番大変なところではありますが、これを我慢すれば気軽に高山環境を楽しむことができます。

乗鞍岳 夏山シーズン突入

記事の更新が3か月近く空いてしまいました。

梅雨だから山に登れていなかったということにしたいですが、

3か月前の将棊頭山に登った際に股関節を痛めてしまい登山ができない状況でした。
nature365.hatenablog.com

整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらいましたが骨は異常はなく、筋肉を傷めただけだろうとのことで、シップをもらいました。ただ直ぐには良くなりませんでした。普通に歩く分には問題ないのですが、山を歩こうとすると3分で足が痛くなってしまいます。調べると痛めたのは腸腰筋という足を上げるときに使うインナーマッスルのようです。なかなか良くならないので接骨院に行って治療すること約2か月半。ようやく山を歩いても支障がない程度のなりました。そうしたところで梅雨も明けました。足を痛めたのが梅雨時のタイミングで本当に良かったです。ただ本調子ではないので簡単に登れる山を目指しました。

目次

乗鞍岳とは

長野県松本市岐阜県高山市にまたがる標高3,026mの山です。
剣が峰を主峰として8つのピークを持っています。
頂上付近の畳平まで麓から道が続いているため、3000m級の山としては非常に手軽に山頂まで登ることができます。
かつては自家用車でも畳平まで登ることができましたが、自然保護の観点から現在ではバスやタクシーでしか通行することができません。ただ自転車では通行することができるため、多くのサイクリストが訪れています。

f:id:rai_chicken:20210801205045j:image

※写真は5月末に撮影

登山ルート

乗鞍高原から肩の小屋口まで(バス)

私は長野県に住んでいるため松本側から入山しています。

乗鞍高原にある乗鞍観光センターがバスの始発のためここからバスに乗車しました。

 バスの時刻は時期によって異なるためバス運行会社のホームページをご確認ください。

www.alpico.co.jp

この日は始発が6時だったため5時30分頃に到着するように向かいました。

駐車場には空きがあり、始発のバスについても余裕で乗車することができました。

観光センターから畳平までは乗車時間約50分です。

登山口

頂上の剣が峰に最短で登る登山口は畳平ではなく、肩の小屋口になります。

本日はここから剣が峰を目指しました。

肩の小屋口には遅くまで雪渓が残り、スキーやスノーボードをする人たちも多くいました。

肩の小屋口にはトイレもあります。

f:id:rai_chicken:20210731154921j:image
f:id:rai_chicken:20210731154900j:image

肩の小屋口から肩の小屋までは約30分です。

ゆっくりウォーミングアップをし、高所に慣れましょう。

ライチョウとの出会い

肩の小屋の前でライチョウの親子に会いました。

雛を連れてお散歩中でした。
f:id:rai_chicken:20210731154939j:image

f:id:rai_chicken:20210731155040j:image

こちらは岐阜方面の景色です。

権現池が見えます。
f:id:rai_chicken:20210731154904j:image

遠くには白山も見えました。
f:id:rai_chicken:20210731154916j:image

肩の小屋から山頂までは約50分です。

あっという間山頂に到着です。

まさかの山頂の写真がありませんでした・・・。

このまま下山するものもったいないので、千町尾根方面に足を延ばします。
f:id:rai_chicken:20210731154912j:image

こちらはほとんど人がいません。

静かな山歩きを楽しめます。
f:id:rai_chicken:20210731154933j:image

コマクサがたくさん咲いていました。
f:id:rai_chicken:20210731154947j:image

f:id:rai_chicken:20210801205238j:image

御嶽山です。
f:id:rai_chicken:20210731154856j:image

中洞権現まで行こうと思いましたが、道がよくわからなかったので途中で引き返しました。

再び、剣が峰を登り、畳平を目指します。

畳平のお花場

畳平では花が咲き誇っていました。

f:id:rai_chicken:20210731155155j:image

黒百合もたくさん。
f:id:rai_chicken:20210731154908j:image

大黒岳

畳平についてから大黒岳に登りました。

20分くらいで山頂まで登れます。

山頂からは穂高連峰槍ヶ岳を臨むことができました。

ここも人がおらず、景色を独り占めすることができました。
f:id:rai_chicken:20210731154944j:image

大黒岳にもライチョウがいました。

とても近くまで来てくれました。可愛い。
f:id:rai_chicken:20210731154925j:image

ライチョウの糞です。

糞も可愛いですね。
f:id:rai_chicken:20210731154929j:image

まとめ

リハビリ登山ということで手軽に登れる乗鞍岳を選びましたが、大正解でした。

梅雨明けすぐということもあり、非常に高山植物を見ることができました。

またライチョウにも出合うことができ大満足です。

これから夏山シーズンが始まります。

コロナ渦ということもあり思うように山に登れないのが辛いですが、

安全第一で山を楽しもうと思います。

f:id:rai_chicken:20210801205150j:image

5月に新雪!中央アルプス将棊頭山

ゴールデンウイークも残りわずかになってしまいました。

今年のゴールデンウイークは天候が安定していません。

ようやく天気予報にも晴れマークが出てきた日に中央アルプス「将棊頭山」へ

登ってきました。

この山は何度も登ったことがある山です。

ただ雪が残る時期には登ったことがありません。

12本アイゼンを持っていざ!残雪の将棊頭山へ!

 目次

将棊頭山とは

将棊頭山(しょうぎかしらやま) 

長野県伊那市にある標高2730mの山です。

中央アルプスの北部に位置します。

名前の由来は伊那谷から見上げると将棋の駒のように見えることからついたそうです。

昨年の6月にも登っています。

その時の記事がこちらです↓

nature365.hatenablog.com

 何度登っても登りごたえのあるいい山です。

ルート

将棊頭山に登るルートは小さいものまで入れると全部で6ルートありますが、

前回同様に桂小場ルートを利用しました。

 

登山口

登山口は小黒川キャンプ場の上(小黒川上流)にあります。

駐車場(無料)の目の前が登山口です。

このルートは木曽駒ヶ岳への登山ルートとして利用されています。

f:id:rai_chicken:20210504094821j:image

歩き始めて20分、ぶどうの泉(水場)を通過。
f:id:rai_chicken:20210504094732j:image

よく手入れされた林の中を歩きます。

この山はコースタイムは長いですが、急登はほとんどなく

とても穏やかな登りやすい山で好きです。
f:id:rai_chicken:20210504094759j:image

木々の合間からゴールである将棊頭山が見えます。

街は昨日、一昨日雨でしたが、山の上は雪が降ったようで

新雪が輝いています。
f:id:rai_chicken:20210504094810j:image

登山道にも雪が出てきました。
f:id:rai_chicken:20210504094752j:image

1時間ちょっとで馬返し通過です。
f:id:rai_chicken:20210504094727j:image

登り始めから2時間で大樽小屋に到着。

ここからアイゼンを装着しました。
f:id:rai_chicken:20210504094813j:image

小屋から少し歩くと胸突八丁です。

急登と言われていますが、そこまで急ではないです。

また今の時期は雪が積もっていて、岩が出ていないので歩きやすかったです。
f:id:rai_chicken:20210504094740j:image

胸突八丁を登っていると突然空が暗くなってきました。

今まで青空だったのに急に曇り空になってしまい、テンションガタ落ち。

胸突八丁を越えると稜線に出るのですが、木曽側から雲がどんどんやってきて

青空は見えなくなってしまいました。

f:id:rai_chicken:20210504164910j:image

また稜線は風が強く、危険だったので山頂目前にして登頂を断念しました。

そんな天気でしたが何枚か写真は撮れました。

 

ダケカンバが光に照らされています。

f:id:rai_chicken:20210504094841j:image

木曽駒、宝剣岳方面です。
f:id:rai_chicken:20210504094833j:image

伊那市の街並みです。

こちらは雲は出ませんでした。
f:id:rai_chicken:20210504094837j:image

可愛いあの子に出会う

天気予報も外れ、悪天候で登頂もできず悲しい気持ちになっていましたが、

そんな中最高の出来事がありました。

稜線でライチョウに会えたのです!
f:id:rai_chicken:20210504094736j:image
f:id:rai_chicken:20210504094824j:image

中央アルプスにはかつてライチョウが生息していましたが、生息環境の悪化により絶滅してしまいました。

ところが2018年夏に約半世紀ぶりにメスの姿が確認され、

それから環境省ライチョウ復活のため、乗鞍岳からライチョウの親子を連れてきて人工繁殖させています。 

nature365.hatenablog.com

 今回偶然出会えたライチョウの足には足輪が付いていたので、

管理された個体であることがわかりました。

長い冬を越え、羽根は白から茶色に生え変わっているところでした。

天気は悪く、残念でしたが間近でライチョウに出会うことができたので、

登ってきてよかったです。

 

下山

下山は来た道をそのまま下りました。

下山には3時間ほど時間がかかりました。
f:id:rai_chicken:20210504094744j:image
f:id:rai_chicken:20210504094816j:image

登山口付近にはニリンソウが可憐に咲いていました。
f:id:rai_chicken:20210504094804j:image
f:id:rai_chicken:20210504094747j:image

裏から見てもきれいですね。

紅白でめでたいです。

まとめ

あいにくの天候で登頂はできませんでしたが、

思わぬ出会いがあり、結果的にはよかったです。

近場の山なので、また行きたいと思います。

権兵衛峠から登る中央アルプス経ヶ岳

最近新しく整備されたルート「権兵衛峠ルート」を利用して、中央アルプス最北端の「経ヶ岳」を登ってきました。

目次

 

経ヶ岳とは

長野県南箕輪村塩尻市の間に位置する標高2296mの山です。

中央アルプスの最北端の山でもあります。

日本200名山の1つです。

登山

ルート

ルートは伊那市西箕輪の仲仙寺から登るコースが一般的で、

他に南箕輪村の飛び地の大泉所ダムから登るルートもあります。

それにプラスして権兵衛峠から登るルートが最近整備されました。

今まではバリエーションルートとして藪漕ぎをしながら登っている人がいたようですが、笹もきれいに刈られ、ピンクリボンもしっかりついた登山道になりました。

権兵衛峠の標高は1523m、仲仙寺の標高は945mですので、

権兵衛峠から登った方が、標高差は小さいです。

しかも仲仙寺ルートはほとんどが樹林帯で、

景色が見えるのは8合目付近のみですが、

権兵衛峠ルートですと稜線歩きとなるため

御嶽山から乗鞍岳穂高連峰八ヶ岳南アルプス木曽駒ヶ岳

360度の大展望を楽しむことができます。

そんなわけで「権兵衛峠ルート」おすすめです。

登山口

登山口は権兵衛峠です。

権兵衛トンネルができる前は伊那谷と木曽をつなぐ国道でしたが、

権兵衛トンネルができてからは伊那側が通行止めとなり、

行き来することはできなくなりました。

ただ木曽側(塩尻市側)からは峠の頂上まで車で行くことができます。

峠頂上には駐車場とトイレがあります。

(ただしトイレは4月末時点でも冬季閉鎖中でした)

f:id:rai_chicken:20210424163008j:image

峠からでも南アルプスが見えます。
f:id:rai_chicken:20210424162926j:image

登山口は駐車場のすぐ前です。
f:id:rai_chicken:20210424163012j:image
f:id:rai_chicken:20210424162909j:image

始めは樹林帯です。

右に見えるのはアンテナの保全用のレールです。
f:id:rai_chicken:20210424162929j:image

稜線に出ると経ヶ岳が見えました。

遠い!
f:id:rai_chicken:20210424163021j:image

こちらが巨大アンテナ。

登り始めから30分ほどです。
f:id:rai_chicken:20210424162922j:image

振り返ると将棋頭山と木曽駒ヶ岳が見えます。

まだまだ白いですね。
f:id:rai_chicken:20210424163004j:image

北沢山

登山口から1時間ほどで北沢山に到着。

御嶽山南アルプスがよく見えます。

ここまで来るだけでも楽しそう。
f:id:rai_chicken:20210424162914j:image

御嶽山
f:id:rai_chicken:20210424162953j:image

南アルプスの山々
f:id:rai_chicken:20210424163025j:image

笹に覆われた稜線を歩きます。

意外にアップダウンがあります。
f:id:rai_chicken:20210424162948j:image

途中分岐点が。

岩場から行こうと思いましたが、雪に覆われていたため迂回しました。
f:id:rai_chicken:20210424162918j:image

山頂に近づくにつれシラビソ、コメツガの樹林帯に変わりました。
f:id:rai_chicken:20210424162934j:image

分水嶺がありました。

木曽方面に降った雨は奈良井川を経由して日本海へ。

伊那方面に降った雨は天竜川を経由して太平洋へ流れていきます。
f:id:rai_chicken:20210424162943j:image

だんだん経ヶ岳も近づいてきました。

でもまだ遠い。
f:id:rai_chicken:20210424163000j:image

山頂までの最後の登りは急登です。

しかも雪が出てきました。

チェーンスパイクを装着しました。

雪で登山道が不明瞭ですが、赤テープがあるので安心です。

でも霧が出ていたら迷いそう。

f:id:rai_chicken:20210424162956j:image

急登の先が山頂です。

山頂

山頂は展望はほとんどありません。

芽吹き前なら御嶽山乗鞍岳松本盆地が見えますが、葉っぱが出てきたら見えなくなりそうですね。
f:id:rai_chicken:20210424163017j:image

経ヶ岳は信仰の山です。

「経」という名前からしてそんな感じですね。

昔、慈覚大師が信濃に下向していた時に、霊木に十一面観音像を刻み、その木片にお経を書いて納めたとのことです。
f:id:rai_chicken:20210424162938j:image

最後に三角点です。
f:id:rai_chicken:20210424162906j:image

下山

帰りも同じ道を戻りました。

アップダウンがあるルートなので帰りもそれなりに登りがあります。

いいトレーニングになりました。

でも仲仙寺ルートよりは圧倒的に楽ですね。

まとめ

御嶽山南アルプス中央アルプスの山々を見ながら稜線歩きができるので

「権兵衛峠ルート」はおすすめです!

特に秋や初冬なんかはいいと思います。

次は紅葉の時期に来てみようかな。

地味な百名山!?恵那山

日本百名山の中でも地味と言われる「恵那山」へ登ってきました。

目次

恵那山とは

長野県阿智村岐阜県中津川市の間にある山です。

中央アルプスの最南端であり標高は2191mです。

頂上からの展望がないことで有名です(笑)

 

コース

登山口

今回利用したルートは長野県阿智村から登る「広河原ルート」です。

登山口はこちら↓

駐車場は広く、50台ほど駐車可能です。(無料)

トイレもありますが、冬期は1つ(女子側)しか利用できませんでした。

使おうと思って開けてみたらえらいことになっていて使用できませんでした…。 

 

さて、恵那山に向かいます。 

ゲートを抜けてスタートです。 

f:id:rai_chicken:20210424155949j:image

始めは林道歩きです。
f:id:rai_chicken:20210424155855j:image

途中から川を渡り、登山道になります。
f:id:rai_chicken:20210424155927j:image
f:id:rai_chicken:20210424155904j:image

道は明瞭でわかりやすく、定期的に標識があります。
f:id:rai_chicken:20210424155859j:image

途中から雪が出てきました。
f:id:rai_chicken:20210424155918j:image

芽吹きはまだのため、木の間から山々が見えます。
f:id:rai_chicken:20210424155940j:image

頂上に近づくと雪の量が増えてきました。
f:id:rai_chicken:20210424155909j:image

中央アルプス方面もよく見えます。
f:id:rai_chicken:20210424155850j:image

8合目付近でチェーンスパイクを装着しました。
f:id:rai_chicken:20210424155935j:image

山頂

雪の樹林帯を登ると山頂に到着です。

木々に囲まれ展望はありません。
f:id:rai_chicken:20210424155913j:image

少し進むと避難小屋とトイレがあります。

冬期も利用できます。
f:id:rai_chicken:20210424155922j:image
f:id:rai_chicken:20210424155930j:image

小屋の裏の岩に登ると長野県方面の景色が見えました。
f:id:rai_chicken:20210424155944j:image

下山

下山は来た道を戻りました。

まとめ

恵那山は日本百名山の中でも管理地味な山になるかと思います。

展望もなくつまらないだろうなと思っていましたが、山頂までの間に展望が良い場所がいくつかあり、中央アルプス南アルプス方面の山々を臨むことができました。

夏登るには暑くてキツそうですが、残雪期であれば快適に登ることができました。

今度は秋に神坂峠から登ってみようと思います。

残雪の中央アルプス烏帽子岳

記事を書くのが遅くなってしまいましたが、雪が解けてきたので中央アルプス烏帽子岳へ登ってきました。(3月)

烏帽子岳には過去2回登っていますが、天気がいまいちで一度も越百岳、南駒ケ岳、空木岳の姿を見たことがありませんでした。

 

nature365.hatenablog.com

 

3度目の正直ということで今回、残雪の山々を臨みに行ってきました。

コースは前回と同じ鳩打峠からです。

 

目次

登山口

登山口は鳩打峠です。

中央道松川インターが最寄りのインターチェンジになります。

 GWから秋にかけては簡易トイレが設置されますが、冬季はありません。

コース

コースは鳩打峠からの往復です。

コースタイムは約7時間です。

途中小八郎岳によるのもいいかと思います。

f:id:rai_chicken:20210424155630j:image

登り始めは雪はありませんでした。
f:id:rai_chicken:20210424155634j:image

途中、烏帽子岳が見える場所があります。

まだまだ遠いですね。
f:id:rai_chicken:20210424155657j:image

飯島ルートとの分岐点です。
f:id:rai_chicken:20210424155643j:image

分岐点を過ぎると雪が出てきました。
f:id:rai_chicken:20210424155622j:image

最初はチェーンスパイクで登っていたのですが、だんだん雪が多くなってきて、しかも半分氷のようにツルツルでチェーンスパイクではかみつきが悪かったので、すぐに12本アイゼンに替えました。

途中滑ったら止まらなくなりそうな斜面もあり怖かったです。

(写真は撮る余裕がなかったためありません…汗)

 

初めてピッケルが必要だと感じました。

f:id:rai_chicken:20210424161356j:image

山頂へは烏帽子岩のルートから登りました。

烏帽子岩からは南アルプスがよく見えます。
f:id:rai_chicken:20210424155626j:image

烏帽子岩からはあっという間に山頂です。

山頂

烏帽子岳の標高は2194mです。

この日は!南駒ケ岳、空木岳が見えました。

f:id:rai_chicken:20210424155653j:image

残雪の中央アルプス最高です。

印象的な雲も素敵でした。
f:id:rai_chicken:20210424155701j:image
降りるのがもったいなかった。

帰りは来た道を戻りました。

雪が氷のようになっていたため下りは登りよりも怖かったです。

トータル登山時間もコースタイムより長くなってしまいました。

でも残雪の山々が見えてよかった。

フィルムカメラで撮る「春」

フィルムカメラでたまに撮影しますが、ほとんどはデジタルカメラなのでフィルムの使用頻度は半年に1本くらいです。

半年に1回しか現像に出さないので、始めの方にどんな写真を撮っていたのか覚えていません。

だから現像に出すのはとてもワクワクします。

 

先日久しぶりに現像したのでその写真を。

ちょうど春の写真を撮りました。

 

フィルムはLomography color negative 400 です。

初めて使うフィルムです。

f:id:rai_chicken:20210324072841j:image
f:id:rai_chicken:20210324072851j:image
f:id:rai_chicken:20210324072848j:image
f:id:rai_chicken:20210324072845j:image

春らしい優しい写真が撮れました。

富士山が目の前に!「竜ヶ岳」

久しぶりに県外の山へ登ってきました。

しかし、そんなに遠出するわけにはいかないので隣県の山梨県へ行きました。

山梨県と言ったらやっぱり富士山。

富士山が大きく見える山へ向かいました。

目次

竜ヶ岳とは

竜ヶ岳とは山梨県富士河口湖町にある標高1485mの山です。

本栖湖の南側に位置しており、山梨百名山の1つでもあります。

下の写真(本栖湖北側の湖畔より撮影)の富士山右側に見える山が竜ヶ岳です。

f:id:rai_chicken:20210228153513j:image

ルート

ルートは山梨県青少年スポーツセンターから登るコースが一般的です。

コースタイムは登りが2時間、下りが1時間30分程度です。

道は明瞭で危険箇所も無いため初心者にもおすすめの山です。

駐車場

駐車場は本栖湖の湖畔にあります。

かなり広い駐車場なので安心です。

駐車場には冬季も利用できる公衆トイレもあります。

f:id:rai_chicken:20210228143312j:image

登山口(石仏ルート)

登山口は駐車場から青少年スポーツセンター方面に10分ほど歩いた場所にあります。

駐車場から登山口までは案内板があるのでそれに従えば大丈夫です。
f:id:rai_chicken:20210228143128j:image

登山開始

登り始めは明るい広葉樹林の中を歩きます。

笹が多い山ですが、奇麗に刈られています。
f:id:rai_chicken:20210228143213j:image

頂上が見えます。
f:id:rai_chicken:20210228143144j:image

本栖湖も見えます。
f:id:rai_chicken:20210228143758j:image

樹林帯を抜けると笹で覆われた登山道になります。
f:id:rai_chicken:20210228143209j:image

すると富士山が顔を出します。

遮るものが無くなり、裾まできれいに見えます。
f:id:rai_chicken:20210228143124j:image

途中東屋と石仏があります。

これを過ぎると山頂へ向かう登りが始まります。

九十九折に登り標高を上げていきます。

気温が上がり、霜が融けてしまい道がドロドロになっていました。
f:id:rai_chicken:20210228143157j:image

登山道からはずっと富士山が見えます。最高です。
f:id:rai_chicken:20210228143137j:image

山頂

1時間30分ほどで山頂に到着です。

急登も無いので楽しく登れました。

山頂は笹が広くなだらかです。
f:id:rai_chicken:20210228143150j:image

もちろん山頂からも富士山が見えます。
f:id:rai_chicken:20210228143309j:image

反対側には南アルプスが見えます。
f:id:rai_chicken:20210228143153j:image

下山(湖畔登山口へ)

下山は登りとは異なるルートを利用しました。

湖畔登山口へ降りるルートです。
こちらが唯一の分岐点。
f:id:rai_chicken:20210228143132j:image

このルートは本栖湖側(北側)のルートで日陰なので雪が少し残っていましたが、チェーンスパイク等は不要でした。
f:id:rai_chicken:20210228143205j:image

登りは雪や霜が解けてドロドロの登山道でしたが、帰りは大丈夫でした。
f:id:rai_chicken:20210228143201j:image

50分ほどで駐車場に到着しました。

まとめ

久しぶりに富士山を近くで見ることができて大満足でした。

竜ヶ岳はコースタイムも短く手軽に登ることができます。

山梨側から見る富士山は午後の光の方が奇麗に見えるので、天気さえ良ければゆっくりスタートするのがおすすめです。

f:id:rai_chicken:20210228143121j:image

中央アルプス「南沢山、横川山」

長野県阿智村(旧清内路村)にある南沢山、横川山へ登ってきました。

目次

 南沢山とは

中央アルプスに南側、恵那山の北側に位置する1564mの山です。

阿智セブンサミットの山の1つです。

阿智セブンサミットとは阿智村にある7つの山の総称です。

(恵那山・富士見台高原・大川入山・南沢山・蛇峠山・網掛山・高鳥屋山)

横川山とは

長野県阿智村岐阜県中津川市の境に位置する山で、

南沢山からコースタイム30分ほど歩くと登頂できる1620mの山です。

装備

チェーンスパイクまたは軽アイゼンは必須です(12本アイゼンも念のため持っていきましたが使用しませんでした)

その他は普通の登山の持ち物(秋山、春山)で大丈夫でした。

コース

長野県阿智村のふるさと自然園を登山口として南沢山、横川山を縦走するコースが人気です。中京圏からアクセスもしやすく登りやすい山なので、冬でも多くの人が訪れます。

登りのコースタイムは南沢山まで2時間、横川山まで2時間半です。

往復4時間のため日帰り登山にはもってこいの山です。

登山口

登山口は長野県阿智村のふるさと自然園です。

南信地域は長野県内でも雪が少ない場所ですが、阿智村は南信地域でも雪が降る場所です。

路面に雪が残っている場合もあるので天気を確認の上、スタットレスタイヤを装着し他方が無難です。

ふるさと自然園冬期以外はキャンプ場として使用されている公園になります。

一番登山口に近い駐車場は登山口の目の前にありますが、この日は満車でした。

少し離れますが徒歩5分ほどのところにも駐車場が複数あるためそこを利用しました。

f:id:rai_chicken:20210224220748j:image

下の方の駐車場の場合、少しキャンプ場内の林道を歩きます。
f:id:rai_chicken:20210224220752j:image

上の駐車場の突き当りから登山開始です。

f:id:rai_chicken:20210224195900j:image

登山口からチェーンスパイクを利用しました。
f:id:rai_chicken:20210224195904j:image

道は明瞭で新しい案内板も複数あります。

危険箇所はありません。
f:id:rai_chicken:20210224195912j:image

一時間弱ほどで中間点です。

山頂付近まで明るい樹林帯を歩きます。

踏み跡はしっかりしており歩きやすいです。

ただこの日は気温がかなり上がったため、雪が解けてドロドロになっている場所もありました。
f:id:rai_chicken:20210224195919j:image
f:id:rai_chicken:20210224195838j:image

南沢山山頂

一時間半ほどで南沢山頂上です。
f:id:rai_chicken:20210224195848j:image

スノーモンスターが見れればいいなと思いましたが、気温が上がり、溶けてしまっていました。
f:id:rai_chicken:20210224195908j:image

中津川方面です。

街は霞んでいて見えません。ただ空は青い!
f:id:rai_chicken:20210224195852j:image

ここから横川山山頂を目指します。

笹が広がる稜線を歩きます。

気持ちがいい!

f:id:rai_chicken:20210224220635j:image
f:id:rai_chicken:20210224220630j:image

横川山山頂

30分ほど歩くと横川山山頂に到着。

中央アルプスの山脈が見えます。手前左側に見えるのは南木曽岳です。

f:id:rai_chicken:20210224195834j:image
雪はうっすらで春山のようです。
f:id:rai_chicken:20210224195916j:image
こちらは恵那山方面です。

左側のピークは富士見台。右奥に見えるのが恵那山です。

恵那山はまだ登っていない百名山なので近いうちに登りたいです。
f:id:rai_chicken:20210224195855j:image

こちらは御嶽山

f:id:rai_chicken:20210224220710j:image

そしてこちらは南アルプス方面です。
f:id:rai_chicken:20210224220705j:image

午後になると霞がとれて遠くの山がはっきり見えるようになりました。
f:id:rai_chicken:20210224195842j:image

下山は同じ道を帰ります。

 

帰り道は雪が解けて歩きにくかったです。

チェーンスパイクは気軽ですが雪がだまになって溜まるのでやっかいですね。

まとめ

久しぶりに長野県南の方の山に行きました。

こんな身近にいい山があるとは気づきませんでした。

やはり短いながらも稜線を歩くのは気持ちがいいですね。

手軽に登れてアクセスもしやすい山なのでおすすめです!

冬の飯縄山へ

冬山初心者にもおすすめということで長野県の北信地域にある「飯縄山」へ行ってきました。

目次

飯縄山とは

長野県の長野市信濃町飯綱町にまたがる山で標高1,917mです。
戸隠山黒姫山妙高山斑尾山合わせて北信五岳と呼ばれ、飯縄山はその1つです。
また日本200名山の1つでもあります。
コースタイムも短く、登山道もしっかり整備されている山のためシーズン通して
初心者でも登りやすい山です。

(※冬期はそれなりの装備が必要です)

装備

12本アイゼンを使用しました。

登り始めはチェーンスパイクでも大丈夫ですが、途中から急登になるので前爪があるアイゼンが適しています。

ピッケルは必要ありませんが、ストックがあると歩きやすいです。

ルート

戸隠神社中社から登るコース」と「一の鳥居から登るコース」があります。

今回は一の鳥居から登るコースを利用しました。

長野市街地から20分ほどの場所になります。

 コースタイムは登り2:25、下り1:50となっています。

f:id:rai_chicken:20210213220504j:image

f:id:rai_chicken:20210213220454j:image

駐車場

一の鳥居コースには60台ほど駐車できる大きな駐車場があります。

駐車場には冬季でも使用できるトイレがあります。

コース上にはトイレはありません。

冬季以外はコース上に携帯トイレブースがありますが、冬季は閉鎖されていました。

f:id:rai_chicken:20210213220516j:image

登山口

登山口は駐車場の端からスタートします。

開始後は樹林帯を歩きますが、一度林道を歩くことになるので、

アイゼンはまだ付けない方がいいです。

どうせ脱ぐことになるので。
f:id:rai_chicken:20210213220528j:image

林道を5分ほど歩いて鳥居の場所まで。
f:id:rai_chicken:20210213220435j:image

鳥居の前にも駐車スペースはありますが、トイレは無く、駐車できないこともあるので手前の大きな駐車場の方がいいです。

少しくらい自分の足で歩けばいいのです。
f:id:rai_chicken:20210213220520j:image

登山開始

林道の鳥居の場所から少し歩くと登山道となります。

f:id:rai_chicken:20210213220441j:image

ここからアイゼンを装着。

登り始めはとてもなだらかで歩きやすいです。

この日は12本アイゼンで歩きましたが、始めの内はチェーンスパイクでも良さそうでした。

木の間から飯縄山が見えます。

山頂はまだまだ遠いです。
f:id:rai_chicken:20210213220445j:image

道は踏み跡がしっかりついています。
f:id:rai_chicken:20210213220500j:image
一時間ほど歩くと急登となります。
f:id:rai_chicken:20210213220508j:image

急登が終わると稜線に出ます。

この日は天気がよく、八ヶ岳南アルプスの間には富士山が見えました。
f:id:rai_chicken:20210213220438j:image

北アルプス方面です。

穂高連峰から白馬岳まで見えました。

最高です。
f:id:rai_chicken:20210213220513j:image

ピークを過ぎるとなだらかな稜線となります。

ここを歩いて山頂へと向かいます。
f:id:rai_chicken:20210213220536j:image

山頂

山頂到着です。
f:id:rai_chicken:20210213220450j:image

この日はとてもいい天気で暑いくらいでした。

ハードシェルは要らず、上着はフリース一枚で十分でした。

樹林帯では半袖の人もいましたね。
f:id:rai_chicken:20210213220524j:image

高妻山戸隠山黒姫山がよく見えました。

f:id:rai_chicken:20210214165454j:image

山頂はとても広く気持ちがいいです。
f:id:rai_chicken:20210213220532j:image

山頂からは日本海も臨むことができました。

f:id:rai_chicken:20210214165239j:image

下山

下山は同じコースを戻ります。

天気が良く降りてしまうのがもったいなかったです。

気温も上がり雪が解け始めていました。

休憩、山頂でも昼食合わせて約6時間の登山となりました。

野生動物のフィールドサイン

ヤドリギの種子を含んだ鳥の糞

このコースはヤドリギが多く、雪上にはヤドリギを食べた鳥の糞を見つけるとができました。

ヤドリギは他の木の枝に寄生する植物です。

寄生するためには種を運んでもらい、他の木の枝の上に乗っかる必要があります。

ヤドリギ種子は非常にネバネバしており、それを食べた鳥の糞もネバネバになります。

糞がネバネバしていると木の枝上に落ちてもすぐに地面に落下せずに枝の上にとどまります。

そうすることで他の木に寄生しやすくなるのです。

f:id:rai_chicken:20210213220542j:image
f:id:rai_chicken:20210213220539j:image
nature365.hatenablog.com

 

ノウサギの足跡


ノウサギの足跡も多く観察することができました。

f:id:rai_chicken:20210214165723j:image

ノウサギの足跡は横に2つ、縦に2つできるのが特徴です。

縦2つが前脚で、横2つが後脚になります。

上の写真の場合、進行方向は向こう側です。

ウサギは前脚をついたところを後脚で追い越すのでこのような足跡となります。

冬の山ではノウサギの足跡をよく見かけますが、実物は見たことがないので見てみたいな。

まとめ

天気に恵まれ山頂からは最高の景色を見ることができました。

富士山から日本海まで見えるというのには感動しました。

コースはわかりやすく、歩行時間も短いため冬山入門にはもってこいの山であると感じました。

手軽に登れて大展望「霧訪山」

仕事でトラブルがあり、残業が多い毎日です。

休日の前日は早く帰りたいのですが帰れなくてつらい。

そして仕事が遅い日の次の日に限って晴天ということが多いです。

本当は朝から山に登りたいのに…。

あまりにもいい天気だったので近場の山に行ってきました。

目次

 

霧訪山

読み方は「きりとうやま」です。

素敵な名前。

長野県辰野町塩尻市の間にあり、標高は1305mです。

中央アルプスの端にあります。中央アルプスの一部と言っていいかは謎です。

コース

コースは塩尻市方面から登るコース、善知鳥峠から登るコース、辰野町の小野から登るコースがあります。

今回はコースタイムが一番短い小野から登るコースを利用しました。

山頂までのコースタイムは70分ほどとお気軽です。

登山口

登山口はちょっとわかりにくいですが,

辰野と塩尻の間にある両小野中学校を目指すと看板があるのでそれに従えば大丈夫です。

詳細は下の図をご確認ください。

f:id:rai_chicken:20210211194601j:image

駐車場

f:id:rai_chicken:20210211194642j:image

車は10台くらい駐車できます。

トイレは駐車場にはありません。

コース上にもないので来るまでに済ましておいた方がいいです。

 

山頂はここから1600mとなります。

f:id:rai_chicken:20210211194545j:image
駐車場から100mほど歩くと登山口です。

いきなり急登です。

山頂まで結構急登です。
f:id:rai_chicken:20210211194611j:image

頂上まで標識があります。

両小野中学校の生徒が作ったようです。
f:id:rai_chicken:20210211194541j:image

明るくて気持ちのいい登山道が続きます。
f:id:rai_chicken:20210211194534j:image

途中で一か所だけ分かれ道があります。

最短で登れる「現登山道方面」を使います。
f:id:rai_chicken:20210211194526j:image

素敵な避難小屋があります。

この山はマツタケが取れる山なので、登山道以外に入るとえらいことになります。

立入禁止の看板が恐ろしいほど設置されています。
f:id:rai_chicken:20210211194520j:image

この日は春みたいに暖かい日でしたが、山頂付近には雪が残っていました。

チェーンスパイク持ってきてよかったです。
f:id:rai_chicken:20210211194623j:image

途中景色がよく見える場所もあります。

f:id:rai_chicken:20210211194616j:image

山頂

駐車場から1時間ほどで山頂に到着。

快晴ということもあり、多くの人でにぎわっていました。

山頂は360度の大展望です。

気軽にこの景色を楽しめるのは素晴らしい。

f:id:rai_chicken:20210211194549j:image

f:id:rai_chicken:20210211194608j:image

美ヶ原方面。
f:id:rai_chicken:20210211194523j:image

八ヶ岳方面。
f:id:rai_chicken:20210211194605j:image

北アルプス方面と松本盆地
f:id:rai_chicken:20210211194633j:image
南アルプス方面と小野の街。
f:id:rai_chicken:20210211194537j:image

夢が叶う鐘。

お寺の鐘の音がしました(笑)
f:id:rai_chicken:20210211194530j:image
下山は違うコースで。

人があまり通っていないようで、落ち葉が積もっていて滑る。
f:id:rai_chicken:20210211194946j:image

30分ほど歩くと林道に合流。

そのまま駐車場につながります。
f:id:rai_chicken:20210211194639j:image

まとめ

霧訪山は気軽に登れて景色も楽しめる最高の山でした。

コースタイムも短く、午後から登ることも可能なので、

また登ってみようと思います。

素敵な名前の山「ガボッチョ」へ。

ずっと気になっていた山に登ってきました。

その名も「ガボッチョ」

なんと素敵な名前ではありませんか。

車山高原の地図で見つけていつかは行きたいなと思っていました。

地図にはルートは記載されていません。

ネットで検索すると登頂した人のブログがヒットします。

それを参考にいざ出発。

目次

コース

コースは2つあります。

踊場湿原からのルートと、伊那丸富士見台から登るルートです。

今回は踊場湿原から登りました。

登山口

登山口の踊場湿原は「池のくるみ」とも言われています。

ビーナスラインを挟んで八島ヶ原湿原の反対側にあります。

駐車場

駐車スペースはこちらです。

湿原の案内板付近になります。

これが案内板です。

冬でもちゃんと除雪されています。

ありがたい。

f:id:rai_chicken:20210206201749j:image

登山口

登山のスタート地点は少しビーナスライン方面に登った宿と宿の間からです。

f:id:rai_chicken:20210207131732j:image

ここ凍結しているので注意してください。(私はコケました)

湿原を時計回りに歩きます。

こはちゃんとした湿原周遊コースです。

このままコース上を歩くと湿原を一周してスタート地点に戻ってしまいます。

ガボッチョに行くには湿原のちょうど反対側の小川を渡る手前で、東側(林側)にコースをそれます。

f:id:rai_chicken:20210206201733j:image

林を抜けるとすぐに祠があります。

やはり霧ヶ峰は神様の山ですね。

f:id:rai_chicken:20210206201757j:image

霧ヶ峰の歴史を知るならこちらがおすすめ。

諏訪出身の作家「新田次郎」さんの作品です。

新装版 霧の子孫たち (文春文庫)

新装版 霧の子孫たち (文春文庫)

  • 作者:新田 次郎
  • 発売日: 2010/07/09
  • メディア: 文庫
 

本題に戻ります。

祠を過ぎてからも林の隣を歩きます。

ここは草が刈られていて歩きやすいですが、足跡は無く先に登った人はいないようです。

動物の足跡しかありません。
f:id:rai_chicken:20210206201844j:image

右手に林が見えなくなったタイミングで小川を越えます。

水は凍っています。

f:id:rai_chicken:20210206202028j:image

あとはこの斜面を登るのみ。

これが大変でした。
f:id:rai_chicken:20210206201855j:image

この山はちゃんとした登山道はありません。

そのため、この斜面を自由に登って頂上を目指します。

どこからでも登頂可能です!

夏はすすきに覆われているため藪漕ぎが必要です。

(そして噂によると夏はダニが多いそうです…)

それは嫌だったので雪に覆われた冬に来ました。

藪漕ぎはしなくてよかったのですが…

最近雪が降ってから誰もこの山に登った形跡がなかったので、

ワカンを履いてもズボズボ踏み抜き…。

膝まで雪に埋もれながらプチラッセル状態に。

マイナスの気温でしたが、登りは夏みたいに暑かったです。

1時間弱ほど雪と格闘していたら稜線?に。

少し歩くと頂上が見えてきました。

見えているのになかなかつかない。

踏み抜き地獄です。
f:id:rai_chicken:20210206201729j:image

山頂

着いた!

空が真っ青!
f:id:rai_chicken:20210206201828j:image

とてもかわいらしい頂上の標識。

ガボッチョ山ではなく「ガボッチョ」という名前が良い。

どういう由来なんだろう。

アイヌ語みたいな響きだけど詳細は不明。

f:id:rai_chicken:20210206201833j:image

山頂からの景色

八ヶ岳

頂上からは360度の大展望!

こちらは蓼科山
f:id:rai_chicken:20210206201807j:image

その他の八ヶ岳

天狗岳から編笠山まで。
f:id:rai_chicken:20210206201746j:image

富士山

富士山も!

ガボッチョから見える富士山は前に遮るものがなくてとても良い。

夜に来たら夜景と富士山の写真が撮れそう。

夜に登る元気はないけど。
f:id:rai_chicken:20210206201837j:image

南アルプス

こちらは南アルプス方面。

鳳凰三山と甲斐駒、北岳等々。
f:id:rai_chicken:20210206201825j:image

中央アルプス

中央アルプスも!

空木から将棊頭山。
f:id:rai_chicken:20210206201803j:image

御嶽山

中央アルプスの後ろには木曽の御嶽山
f:id:rai_chicken:20210206201811j:image

乗鞍岳

そして乗鞍岳
f:id:rai_chicken:20210206201753j:image

北アルプス

穂高連峰槍ヶ岳常念岳

うーん大展望。

こんな日に北アルプス登ってみたいな。

目標としよう。
f:id:rai_chicken:20210206201816j:image
頂上は風が強い。

温かい紅茶を飲んで、下山します。

じゃあね。ガボッチョ。

また来ます。
f:id:rai_chicken:20210206201741j:image

帰りは踊場湿原をぐるっと時計回りに回って駐車場へ戻ります。

f:id:rai_chicken:20210206201851j:image

野生動物のフィールドサイン

シカ、キツネ、ノウサギ、テン?の足跡がいっぱいありました。

人の足跡は0でした。

動物の世界を歩いているみたいで面白かった。f:id:rai_chicken:20210206201859j:image

こちらはノウサギ

ノウサギの足跡はよく見ますが、生きているのには出会ったことがない。
f:id:rai_chicken:20210206201737j:image

かわいいコロコロうんちもあった。

f:id:rai_chicken:20210207131848j:image
良いお家ですね。

奇麗な丸。
f:id:rai_chicken:20210206201821j:image

まとめ

名前に惹かれて訪れた「ガボッチョ」

山頂からは360度の大展望を楽しむことができました。

車山にはたくさんの人がいましたが、ここには人もいなくて景色を独り占めすることができました。

少し登りにくいのが難点ですが、楽しい山登りとなりました。

f:id:rai_chicken:20210207140031j:image

ビーナスラインから見たガボッチョ