葉っぱが64枚

内気なアウトドア派のブログ

濁河温泉から登る御嶽山

登ってから1か月近く経ってしまいましたが、9月中旬に御嶽山へ登ってきました。

今年も10月上旬に実施された公害防止管理者の試験を受けるために勉強していたので記事にするのが遅くなってしまいました。

目次

御嶽山とは

御嶽山は長野県と岐阜県に位置する標高3067mの火山です。

2014年9月27日に噴火し、多くの犠牲者を出したことが記憶に新しいかと思います。

 

今回は噴火口に近い剣が峰には行かず、濁河温泉から標高2811mの飛騨頂上と2959mの摩利支天へ登り、三ノ池を一周し下山しました。

 

駐車場と登山口

駐車場と登山口は濁河温泉の最上部にあります。

一番上の市営駐車場がいっぱいの場合は濁河温泉街の中にある駐車場を利用すれば大丈夫です。

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トイレ

登山口にはバイオトイレがあります。しっかり管理されておりきれいでした。
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コースタイム

登山口から飛騨頂上までは約230分です。
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飛騨頂上、摩利支天へ

いざ登山開始!
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始めは樹林帯です。森のいい香りがしました。
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時折木道があります。

よく整備されており、道迷いの心配はありません。
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途中、ジョーズ岩があります。
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木には下の写真のように数字が書かれた看板があります。

これは飛騨頂上まで続きます。

(飛騨頂上が何番なのか忘れてしまった…)
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湯の花峠です。f:id:rai_chicken:20210915195508j:image

蛙岩です。

カエルにそっくりです。
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のぞき岩です。

摩利支天がよく見えます。
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のぞき岩には避難小屋があります。

トイレはありません。

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8合目に到着です。

お助け水と書いてありますが、水は出ていません。

何も助けてくれません。

昔は水が出たのですかね?不思議。
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八合目を過ぎると森林限界を越えます。

この日は曇っていましたが、雲は高かったので北アルプス乗鞍岳、白山も見えました。
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くねくねした道を登り、飛騨頂上を目指します。
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ラストスパートです。
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飛騨頂上に到着。風が強かったです。
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続いて摩利支天を目指しました。

五ノ池小屋から摩利支天まで約1時間です。f:id:rai_chicken:20210915195449j:image

五の池小屋が見えます。

遠くには北アルプスの山々も!
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剣が峰も目の前に!
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ちょっとした岩場もありますが、無事に摩利支天までやってきました。

小さな看板があるだけの地味な山頂です。

山頂はあまり広くありません。
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摩利支天から三ノ池へ

三ノ池周辺は草紅葉していました。
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三ノ池をぐるっと一周しました。

三ノ池を一周するのには約1時間かかります。
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ナナカマドの紅葉が始まっていました。
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下山

帰りは来た道を戻ります。

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まとめ

噴火する前には何度か剣が峰に登ったことはありましたが、摩利支天や飛騨頂上には登ったことはありませんでした。同じ山でもコースが異なれば雰囲気が異なります。御嶽山はまだまだ異なるコースがあるので、また登ってみたいと思います。
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大雪渓から白馬岳へ

今年のお盆休みはあいにくの天気で山へは行けませんでした。

もう夏山シーズンも終わってしまうと思っていたところ、運よく週末晴れる日があるではありませんか!

夏山最後のチャンスということで定時で帰り、お山の準備をしたのでありました。

今シーズンは泊りで山へ登っていません。

泊りで登るならこのチャンスしかない!ということテント泊で登ってきました。

目指す山は前から登りたいと思っていた北アルプスの「白馬岳」。

大雪渓を登ってみたかったので登山口は「猿倉」です。

目次

白馬岳とは

白馬岳とは北アルプス北部にあり、長野県、富山県に位置する山です。

日本百名山の1つとなります。

標高は2932mと3000mには届きませんが、この地帯は冬の積雪量が多いため、遅くまで雪が残ります。

特に大雪渓が有名です。

ルート

山頂に向かう主なルートは

・猿倉から大雪渓を登る「大雪渓コース」

栂池自然園から登る「白馬大池コース」

・鑓温泉コース(2021年通行止め中)

があります。

今回は大雪渓コースを利用しました。

登山口

登山口は長野県白馬村の猿倉です。

駐車場

駐車場は猿倉荘の少し下にあります。

駐車台数は100台ほどです。

土曜日の朝5時頃に到着しましたが、ほぼ満車でした。

確実に駐車したければ前日夜から前乗りした方がいいですね。

ここに止められない場合、八方の駐車場に駐車し、バスやタクシーで移動することとなります。

栂池まで縦走する場合は八方の駐車場を利用する方が便利です。

猿倉荘

登山口は猿倉荘の隣となります。

こちらが猿倉荘。

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登山口のトイレ

猿倉荘の前に水洗トイレがあります。

今シーズンは白馬尻小屋営業していないので、白馬頂上山荘まで小屋はありません。

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登山開始~白馬頂上山荘へ

猿倉荘の隣から登山開始です!

登山届はしっかり出しましょう。山荘前で提出できます。
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始めは林道が続きます。f:id:rai_chicken:20210901213607j:image

少しすると登山道に変わりますが、まだなだらかです。
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白馬大雪渓

なだらかな道を1時間ほど歩き続けると大雪渓への入口です。

秋に近づいているこの時期はすぐには雪渓の上を歩きません。

しばらく登山道を歩きます。
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ガスっています…。
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ようやく雪渓が見えてきました。
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チェーンスパイクを履いて雪渓を歩きます。

ほとんどの人がチェーンスパイク、軽アイゼンを使用していました。

アイゼン無しでも行けなくはないですが、あった方が絶対いいです。

大雪渓コースを歩く際は何月であろうとアイゼンは必要かと思います。
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避難小屋

雪渓を歩き終わると登山道になります。

なかなかの急登です。1年ぶりのテント泊装備登山にはキツカッタ…。

途中避難小屋があります。
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最後の登り

避難小屋を過ぎると頂上山荘まであと少しです。

雪渓から小屋までずっと急登です。

ゆっくりゆっくり登っていきました。

稜線に近づくにつれて風が強くなってきました。

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白馬頂上山荘

山荘に到着です。

今シーズン、小屋泊はもちろんですが、テント場利用にも予約が必要です。

予約はこちらからどうぞ。

テント泊の場合1人1500円にプラスしてテント1張り1000円となります。

yamagoya.hakubakousha.com


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テント場

テント場は小屋の裏の窪地にあります。
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水はけは良さそうです。
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テント場トイレ

トイレはテント場にすぐ近くにあります。

掃除されておりきれいですが、なかなか大胆なトイレです(男子トイレ)。
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テントを建てたら天気が悪くなってきました。

風が強くテントが飛んでいきそうでした。

一晩中強風で、あまり眠れませんでした。
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2日目 白馬岳山頂へ

2日目!晴れました!(風は強かったですが)
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日の出を見たら山頂を目指します。

頂上山荘から白馬岳山頂までは約30分です。

白馬鑓方面を振り返ると絶景です。

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山頂は混んでいました。

南アルプス八ヶ岳中央アルプス、そして富士山まで臨むことができました。

大満足です。
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下山

下山も大雪渓コースを利用しました。

天気も良かったので、本当は白馬大池まで縦走したかったですが、今回は我慢です。
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下山してもいい天気でした。

今度は縦走したいな。
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まとめ

運よく晴れた週末を狙って憧れの大雪渓を登ってきました。

8月末でしたが雪渓の近くでは高山植物が咲いており、今シーズン最後の夏山を楽しむことが出来ました。

猿倉から白馬岳は標高差が約1700mあります。

日帰りで登っている方もいましたが、ゆっくり1泊するのがおすすめです。

中央アルプス 三ノ沢岳 2021年夏

せっかくの夏季休暇なのに雨ばかりで辛い今日この頃です。

先日、中央アルプスの三ノ沢岳に登ってきました。

三ノ沢岳は昨年の夏に初めて登りましたが、とても素晴らしい山だったため

再度登りました。

コースの案内は昨年の記事に詳細記載しています↓

nature365.hatenablog.com

目次

三ノ沢岳とは

中央アルプスの主稜線上にある宝剣岳から南西方向に延びた尾根上にある標高2,847 mの山です。
他の山とつながっていないため独立峰的な存在です。
伊那谷側からは山体を臨むことはできませんが、木曽地方から見ると貫禄満点です。
三ノ沢岳は、主稜を空木岳木曽駒ケ岳へ縦走する登山者にとっては、分岐から往復4時間もの行程を余儀なくされるため、あまり人が訪れません。
登頂するためには三ノ沢岳に限定した登山スタイルが必要となります。
かなりマイナーな山ですが、山頂直下には見事な高山植物のお花畑があり、これを求めて登る登山者も珍しくありません。
コースタイムは千畳敷カールから往復5時間20分です。

※ルート上には避難小屋やエスケープルートは存在しないため、天候が変わった場合は直ちに引き返すことが必要です。

千畳敷カールを散策

ロープウェイを降りてすぐに三ノ沢岳に向かうのではなく、千畳敷カールを散策しました。この日は朝からとてもいい天気でした。

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千畳敷カールを散策した目的はこちら!

コバイケイソウです。

今年はコバイケイソウの当たり年であったため、何としても千畳敷に行きたかったのです。

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コバイケイソウとは

ユリ科シュロソウ属の多年草の植物です。
背は高く白い穂がよく目立ちます。花は白色で円柱状に複数集まって咲いています。
花は数年周期で咲きます。
独特のにおいがします。臭いという人もいますが、そこまで臭くはないです(個人的には)

 

多くの人はロープウェイを降りるとすぐに木曽駒山頂へ向かうため、

カール内を散策している人はまばらです。
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30分ほどカール内の花々を楽しんだ後、三ノ沢岳へ向かいます。

 

極楽平へ

再び千畳敷ホテルへ戻り、登山のスタートです。

極楽平に向け30分ほど登ります。

多くの登山者は木曽駒ケ岳を目指すため、こちらのコースは人はまばらです。

登山道はよく整備されています。
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30分ほどで極楽平に到着。

木曽方面が見渡せます。

残念ながら御嶽山は雲の中。

南に行けば空木岳方面、北に向かえば宝剣岳、三ノ沢分岐方面です。
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稜線を15分ほど歩くと三ノ沢分岐です。

昨年はガスが多かったですが、今年はいい天気。最高です。

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三ノ沢岳へ

三ノ沢岳だけは独立峰です。

そのため一度、ぐわーと降りてから登り返す必要があります。

地味に上り下りが多いため、登り甲斐があります。
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途中木曽駒方面を振り返ると木曽側からガスがわいていて格好良かったです。
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山頂付近のお花畑

三ノ沢岳は高山植物が多いことで有名です。

梅雨明けすぐの時期には多くの花が咲き乱れます。
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三ノ沢岳でも多くのコバイケイソウを確認できました。
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山頂は小さな標識があるだけで地味ですが、360度の大パノラマで、

何時間居ても飽きません。

ゆっくりお昼ご飯を食べて、山頂を楽しみました。

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帰路は同じ道を帰ります。
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今回は午後までいい天気でした。
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まとめ

昨年に引き続き2回目の中央アルプス三ノ沢岳でしたが、

景色も高山植物も楽しむことができ、大満足の日帰り登山となりました。

駒ヶ根市の菅の台から路線バス、ロープウェイに乗るというのが、この山行の一番大変なところではありますが、これを我慢すれば気軽に高山環境を楽しむことができます。

5月に新雪!中央アルプス将棊頭山

ゴールデンウイークも残りわずかになってしまいました。

今年のゴールデンウイークは天候が安定していません。

ようやく天気予報にも晴れマークが出てきた日に中央アルプス「将棊頭山」へ

登ってきました。

この山は何度も登ったことがある山です。

ただ雪が残る時期には登ったことがありません。

12本アイゼンを持っていざ!残雪の将棊頭山へ!

 目次

将棊頭山とは

将棊頭山(しょうぎかしらやま) 

長野県伊那市にある標高2730mの山です。

中央アルプスの北部に位置します。

名前の由来は伊那谷から見上げると将棋の駒のように見えることからついたそうです。

昨年の6月にも登っています。

その時の記事がこちらです↓

nature365.hatenablog.com

 何度登っても登りごたえのあるいい山です。

ルート

将棊頭山に登るルートは小さいものまで入れると全部で6ルートありますが、

前回同様に桂小場ルートを利用しました。

 

登山口

登山口は小黒川キャンプ場の上(小黒川上流)にあります。

駐車場(無料)の目の前が登山口です。

このルートは木曽駒ヶ岳への登山ルートとして利用されています。

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歩き始めて20分、ぶどうの泉(水場)を通過。
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よく手入れされた林の中を歩きます。

この山はコースタイムは長いですが、急登はほとんどなく

とても穏やかな登りやすい山で好きです。
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木々の合間からゴールである将棊頭山が見えます。

街は昨日、一昨日雨でしたが、山の上は雪が降ったようで

新雪が輝いています。
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登山道にも雪が出てきました。
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1時間ちょっとで馬返し通過です。
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登り始めから2時間で大樽小屋に到着。

ここからアイゼンを装着しました。
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小屋から少し歩くと胸突八丁です。

急登と言われていますが、そこまで急ではないです。

また今の時期は雪が積もっていて、岩が出ていないので歩きやすかったです。
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胸突八丁を登っていると突然空が暗くなってきました。

今まで青空だったのに急に曇り空になってしまい、テンションガタ落ち。

胸突八丁を越えると稜線に出るのですが、木曽側から雲がどんどんやってきて

青空は見えなくなってしまいました。

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また稜線は風が強く、危険だったので山頂目前にして登頂を断念しました。

そんな天気でしたが何枚か写真は撮れました。

 

ダケカンバが光に照らされています。

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木曽駒、宝剣岳方面です。
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伊那市の街並みです。

こちらは雲は出ませんでした。
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可愛いあの子に出会う

天気予報も外れ、悪天候で登頂もできず悲しい気持ちになっていましたが、

そんな中最高の出来事がありました。

稜線でライチョウに会えたのです!
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中央アルプスにはかつてライチョウが生息していましたが、生息環境の悪化により絶滅してしまいました。

ところが2018年夏に約半世紀ぶりにメスの姿が確認され、

それから環境省ライチョウ復活のため、乗鞍岳からライチョウの親子を連れてきて人工繁殖させています。 

nature365.hatenablog.com

 今回偶然出会えたライチョウの足には足輪が付いていたので、

管理された個体であることがわかりました。

長い冬を越え、羽根は白から茶色に生え変わっているところでした。

天気は悪く、残念でしたが間近でライチョウに出会うことができたので、

登ってきてよかったです。

 

下山

下山は来た道をそのまま下りました。

下山には3時間ほど時間がかかりました。
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登山口付近にはニリンソウが可憐に咲いていました。
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裏から見てもきれいですね。

紅白でめでたいです。

まとめ

あいにくの天候で登頂はできませんでしたが、

思わぬ出会いがあり、結果的にはよかったです。

近場の山なので、また行きたいと思います。

残雪の中央アルプス烏帽子岳

記事を書くのが遅くなってしまいましたが、雪が解けてきたので中央アルプス烏帽子岳へ登ってきました。(3月)

烏帽子岳には過去2回登っていますが、天気がいまいちで一度も越百岳、南駒ケ岳、空木岳の姿を見たことがありませんでした。

 

nature365.hatenablog.com

 

3度目の正直ということで今回、残雪の山々を臨みに行ってきました。

コースは前回と同じ鳩打峠からです。

 

目次

登山口

登山口は鳩打峠です。

中央道松川インターが最寄りのインターチェンジになります。

 GWから秋にかけては簡易トイレが設置されますが、冬季はありません。

コース

コースは鳩打峠からの往復です。

コースタイムは約7時間です。

途中小八郎岳によるのもいいかと思います。

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登り始めは雪はありませんでした。
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途中、烏帽子岳が見える場所があります。

まだまだ遠いですね。
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飯島ルートとの分岐点です。
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分岐点を過ぎると雪が出てきました。
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最初はチェーンスパイクで登っていたのですが、だんだん雪が多くなってきて、しかも半分氷のようにツルツルでチェーンスパイクではかみつきが悪かったので、すぐに12本アイゼンに替えました。

途中滑ったら止まらなくなりそうな斜面もあり怖かったです。

(写真は撮る余裕がなかったためありません…汗)

 

初めてピッケルが必要だと感じました。

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山頂へは烏帽子岩のルートから登りました。

烏帽子岩からは南アルプスがよく見えます。
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烏帽子岩からはあっという間に山頂です。

山頂

烏帽子岳の標高は2194mです。

この日は!南駒ケ岳、空木岳が見えました。

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残雪の中央アルプス最高です。

印象的な雲も素敵でした。
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降りるのがもったいなかった。

帰りは来た道を戻りました。

雪が氷のようになっていたため下りは登りよりも怖かったです。

トータル登山時間もコースタイムより長くなってしまいました。

でも残雪の山々が見えてよかった。

フィルムカメラで撮る「春」

フィルムカメラでたまに撮影しますが、ほとんどはデジタルカメラなのでフィルムの使用頻度は半年に1本くらいです。

半年に1回しか現像に出さないので、始めの方にどんな写真を撮っていたのか覚えていません。

だから現像に出すのはとてもワクワクします。

 

先日久しぶりに現像したのでその写真を。

ちょうど春の写真を撮りました。

 

フィルムはLomography color negative 400 です。

初めて使うフィルムです。

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春らしい優しい写真が撮れました。

素敵な名前の山「ガボッチョ」へ。

ずっと気になっていた山に登ってきました。

その名も「ガボッチョ」

なんと素敵な名前ではありませんか。

車山高原の地図で見つけていつかは行きたいなと思っていました。

地図にはルートは記載されていません。

ネットで検索すると登頂した人のブログがヒットします。

それを参考にいざ出発。

目次

コース

コースは2つあります。

踊場湿原からのルートと、伊那丸富士見台から登るルートです。

今回は踊場湿原から登りました。

登山口

登山口の踊場湿原は「池のくるみ」とも言われています。

ビーナスラインを挟んで八島ヶ原湿原の反対側にあります。

駐車場

駐車スペースはこちらです。

湿原の案内板付近になります。

これが案内板です。

冬でもちゃんと除雪されています。

ありがたい。

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登山口

登山のスタート地点は少しビーナスライン方面に登った宿と宿の間からです。

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ここ凍結しているので注意してください。(私はコケました)

湿原を時計回りに歩きます。

こはちゃんとした湿原周遊コースです。

このままコース上を歩くと湿原を一周してスタート地点に戻ってしまいます。

ガボッチョに行くには湿原のちょうど反対側の小川を渡る手前で、東側(林側)にコースをそれます。

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林を抜けるとすぐに祠があります。

やはり霧ヶ峰は神様の山ですね。

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霧ヶ峰の歴史を知るならこちらがおすすめ。

諏訪出身の作家「新田次郎」さんの作品です。

新装版 霧の子孫たち (文春文庫)

新装版 霧の子孫たち (文春文庫)

  • 作者:新田 次郎
  • 発売日: 2010/07/09
  • メディア: 文庫
 

本題に戻ります。

祠を過ぎてからも林の隣を歩きます。

ここは草が刈られていて歩きやすいですが、足跡は無く先に登った人はいないようです。

動物の足跡しかありません。
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右手に林が見えなくなったタイミングで小川を越えます。

水は凍っています。

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あとはこの斜面を登るのみ。

これが大変でした。
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この山はちゃんとした登山道はありません。

そのため、この斜面を自由に登って頂上を目指します。

どこからでも登頂可能です!

夏はすすきに覆われているため藪漕ぎが必要です。

(そして噂によると夏はダニが多いそうです…)

それは嫌だったので雪に覆われた冬に来ました。

藪漕ぎはしなくてよかったのですが…

最近雪が降ってから誰もこの山に登った形跡がなかったので、

ワカンを履いてもズボズボ踏み抜き…。

膝まで雪に埋もれながらプチラッセル状態に。

マイナスの気温でしたが、登りは夏みたいに暑かったです。

1時間弱ほど雪と格闘していたら稜線?に。

少し歩くと頂上が見えてきました。

見えているのになかなかつかない。

踏み抜き地獄です。
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山頂

着いた!

空が真っ青!
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とてもかわいらしい頂上の標識。

ガボッチョ山ではなく「ガボッチョ」という名前が良い。

どういう由来なんだろう。

アイヌ語みたいな響きだけど詳細は不明。

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山頂からの景色

八ヶ岳

頂上からは360度の大展望!

こちらは蓼科山
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その他の八ヶ岳

天狗岳から編笠山まで。
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富士山

富士山も!

ガボッチョから見える富士山は前に遮るものがなくてとても良い。

夜に来たら夜景と富士山の写真が撮れそう。

夜に登る元気はないけど。
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南アルプス

こちらは南アルプス方面。

鳳凰三山と甲斐駒、北岳等々。
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中央アルプス

中央アルプスも!

空木から将棊頭山。
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御嶽山

中央アルプスの後ろには木曽の御嶽山
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乗鞍岳

そして乗鞍岳
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北アルプス

穂高連峰槍ヶ岳常念岳

うーん大展望。

こんな日に北アルプス登ってみたいな。

目標としよう。
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頂上は風が強い。

温かい紅茶を飲んで、下山します。

じゃあね。ガボッチョ。

また来ます。
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帰りは踊場湿原をぐるっと時計回りに回って駐車場へ戻ります。

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野生動物のフィールドサイン

シカ、キツネ、ノウサギ、テン?の足跡がいっぱいありました。

人の足跡は0でした。

動物の世界を歩いているみたいで面白かった。f:id:rai_chicken:20210206201859j:image

こちらはノウサギ

ノウサギの足跡はよく見ますが、生きているのには出会ったことがない。
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かわいいコロコロうんちもあった。

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良いお家ですね。

奇麗な丸。
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まとめ

名前に惹かれて訪れた「ガボッチョ」

山頂からは360度の大展望を楽しむことができました。

車山にはたくさんの人がいましたが、ここには人もいなくて景色を独り占めすることができました。

少し登りにくいのが難点ですが、楽しい山登りとなりました。

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ビーナスラインから見たガボッチョ

冬の上高地トレッキング

憧れの冬の上高地へ行ってきました。

夏には何度も行ったことがありますが、冬は上高地に直通するバスがないので、行ったことがありませんでした。

この度、冬靴とワカンを購入したので、穂高連峰が見えそうな晴天の週末に訪れました。

目次

上高地

上高地は長野県松本市にあります。

焼岳の噴火でできた大正池から有名な河童橋、そして明神池といった日本を代表する景勝地です。

クライマーにとっては北アルプス槍ヶ岳穂高岳に登る際には、通過するだけの場所ですが、バスやタクシーで簡単に訪れ、3000mを超える山々を臨むことができる上高地は一般の人たちにも人気の場所です。

ただ冬期は釜トンネルから先は閉鎖され、徒歩でしか上高地へは行くことができません。

少し前まではトンネルも古く、一部の人たちしか訪れていませんでしたが、

トンネルが新しくなり初心者でも訪れやすくなりました。

アクセス

冬期に上高地へ行くには釜トンネルの入口まで行く必要があります。

釜トンネルには駐車場がないため、安房トンネル岐阜県側の平湯か長野県松本市の沢渡駐車場からバスまたはタクシーで釜トンネルを目指します。

冬以外であればバスが一日に何便も運行していますが、冬期はバスの本数は非常に少なく、朝はそもそも無いため、必然的にタクシーを利用することになります。

今回は松本市の沢渡第2駐車場を利用し、タクシーで釜トンネルを目指しました。

沢渡駐車場

 冬期以外、駐車場は有料ですが、冬期は無料です。

雪掻きもされており、晴天の週末でも駐車スペースは十分ありました。

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トイレ

駐車場の入口付近には奇麗な水洗トイレがあります。

釜トンネルの入口にも仮設トイレは設置されていますが、ここで利用した方がいいです。

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タクシーについて

冬期は予約が必要と記載されたブログもありますが、

週末であれば必要はなさそうです。

沢渡駐車場には常に3台ほどタクシーが待機していました。

心配な方は予約してもいいかと思います。

タクシー代は約3400円です。

冬期は定額ではなくメーターの代金となります。

ちょうどいいタイミングと人数の人と駐車場で出会えれば相乗りするのもありかと思います。

私はいつもいいタイミングで人がいるので相乗りしています。

ルート

トンネルは釜トンネルと上高地トンネルの2つです。

その後は林道を歩くと大正池です。

河童橋までは片道6.5㎞ほどです。

距離はありますが、トンネルを除いて高低差はほとんど無いため歩きやすいです。

トイレは釜トンネルの入口、大正池、中の瀬、バスターミナル、小梨平にあります。

環境保全のためちゃんとトイレを利用しましょう。

また雪が積もっているからと言って湿原に入るのも禁止です。

決められたルートを歩きましょう。

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釜トンネルからスタート

沢渡駐車場からタクシーで10分ほど走ると釜トンネルに到着します。

下の写真のように冬期はゲートで閉じられています。

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ゲート横には登山届ボックスがあります。

上高地を散策するだけでも登山届は出しましょう。

トンネル内部はライトが付いていますが、設置場所は疎らで真っ暗なところもあります。

道が凍っていることもあるので、ヘッドライトは必須です。

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1つ目の釜トンネルは1310m、2つ目の上高地トンネルは588mです。

トンネルを2つ抜けると、後は林の中の車道を歩きます。

冬でも工事関係者の車が通るため除雪されていますが、つるつるに凍っているので、チェーンスパイクがあると歩きやすいです。

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車道を少し歩けば大正池が見えてきます。

大正池

大正池は焼岳が大正4年に噴火した時の土石流によって梓川がせき止められできた池です。

今は池の出口に水力発電用の堰によって水がせき止められています。

大正池からは真っ白な焼岳を臨むことができました。

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夏は簡単に登ることができる焼岳ですが、冬期の登頂は難易度が高いそうです。

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大正池でワカンを履き、遊歩道をあるいて河童橋を目指します。

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明るい林の中を歩きます。

晴天の週末でしたが、人はほとんどいませんでした。

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田代湿原

湿原は静寂に包まれていました。

樹氷が付いていれば絵になりますが、この日は「無」でした。

夏は多くの人が写真撮影をしている場所も冬は人がいません。
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太陽が出てくると雪の上に印象的な影ができます。
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エストンさんも雪の中。

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梓川沿いを歩き続けると河童橋に到着。
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人はまばらです。

こんな河童橋は初めて。

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帰路

帰りは梓川の左岸を通って帰ります。

振り返ると明神岳が美しい。

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帰りにもう一度大正池に寄りました。

青空は見えますが、穂高連峰にはうっすら雲が…。

残念ながら穂高の頭は見えませんでしたが、これはこれでいい。

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あとはひたすら来た道を戻ります。
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帰りはバスで

釜トンネルから沢渡駐車場までの午後のバスは15時の一本のみ!

料金は1000円です。

1~3人で乗る場合はタクシーよりバスの方が安いですが、4人で乗るならバスよりタクシーの方が安いです。

ちなみに人待ちのタクシーは釜トンネルの前に2台止まっていました。
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バス停は釜トンネルを出て、安房トンネル側に100m弱行ったところにあります。

スノーシェッドの下です。
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バスは後払い制です。

まとめ

春~秋の上高地は何度も行ったことがありましたが、冬は別世界でした。

奇麗な景色を独り占めできます。

凄く歩くかと思いきや道が奇麗に整備されているため、快適に歩くことができ、あっという間に河童橋まで到着することができました。

冬山初心者におすすめのコースです。

ぜひ訪れてみてください。

フィルムカメラで撮る「廃車」

田舎あるある。

道端に廃車が捨てられている。

見たこともない古い車種が多い。

改めて見ると味があるのでは?と思い、フィルムカメラで写真を撮っています。

作品数も増えてきました。

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Kodak Ultara Max400

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FUJIFILM PRO400H

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Kodak Ultara Max400

廃車だけのフォトブックとか作ったら面白そう。

フィルムカメラで撮る「夏」

約半年ぶりにフィルムを現像に出しました。

36枚撮りのフィルムですが、なかなか撮影の機会がなく、年に2本ほどしか使っていません。

でも、フィルムで写真を撮るのは楽しいし、フィルムで撮った写真の色とか、空気感とかはデジタルカメラでは出せないので作品作りは細々と続けています。

 

使用しているカメラはNikon New FM2です。

紹介記事はこちら⇩

nature365.hatenablog.com

 

あれだけ暑かった夏ももう終わりそうです。

夏は暑いけど一番好きな季節。

これから秋が来て、長い冬が来ると思うと少し悲しくなります。

 

現像に出した写真を見ていたら夏が恋しくなりました。

 

この夏の写真を何枚か紹介します。

すべて「Kodak ULTRAMAX 400」で撮影しました。

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やっぱりこの色と空気感、最高です。

ついこないだ撮った写真なのになぜか懐かしい。

 

あぁ、夏が終わる・・・。

新しいカメラが欲しいけど

小学生の頃にコンパクトカメラをもらってカメラを始めました。

中学生になってデジタル一眼レフカメラNikon D40X」を買ってもらい本格的にカメラ・写真を始めました。

高校生の頃には何を思ったのかフィルムカメラに目覚め、「Nikon New FM2」を中古で購入しました。

紹介記事はこちら⇩

nature365.hatenablog.com

 

現在使用しているカメラは「Nikon D7100」と「Nikon New FM2」です。

Nikon D7100を購入したのは2013年12月なので、もう7年近く使用しています。

大きな不満はないですが、1年位前からそろそろ新しいカメラが欲しいと思っています。

ただなかなか購入する決心ができていません。

 

最近はミラーレス一眼が流行っており、新製品がたくさん出ています。

ミラーレス一眼は通常の一眼レフカメラと違い、カメラ内にミラーがないため一般的に小さいです。

これは登山にぴったりです。

登山では少しでも荷物を軽くしたいですから。

 

新しいカメラを買うからにはAPS-Cからフルサイズへ移行したいと考えていました。

趣味で山岳写真を撮っていますが、展覧会ではB1サイズにすることもあります。

(これだけ大きく伸ばしてもAPS-C機で大丈夫ですが)

 

上記のことを考えるとフルサイズミラーレスカメラが最善であると考えました。

検討しているカメラはソニーαシリーズ。

ソニーαシリーズは世界初のフルサイズミラーレス機として2013年に発売されています。当初はレンズの数も少なかったですが、今ではレンズラインナップも多くなっています。

最近になってキヤノンニコンもフルサイズミラーレス機を開発、発売していますが、やはりソニーαシリーズが一歩、二歩リードしているという感じです。

 

今年に入ってαシリーズでは新製品が発売されています。

高画質機のα7RⅣと映像に特化したα7SⅢ(2020年10月発売予定)です。

私は動画はとらないため購入するとすれば、α7RⅣです。

α7RⅣは6100万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載しています。

6100万画素!

データ管理が大変そうです…。

そしてレンズもいいものを使わないと追いつけそうもありません。

 

となると2420万画素のα7Ⅲがちょうどいい。

購入しようしようとずっと考えていましたが、α7Ⅲは発売が2018年3月のため既に2年以上経っています。

価格は落ち着いていますが、そろそろ新しいα7Ⅳが出るのでは?と考えてしまうため購入できないでいます。

 

悩んでいるときが一番楽しいという意見も!

でも早く発売しないかなα7Ⅳ。

山の日に登る!八ヶ岳連峰「編笠山」,「権現岳」テント泊登山! 2日目

山の日に1泊2日で八ヶ岳編笠山権現岳にテント泊登山してきました。

1日目は観音平から編笠山に登り、青年小屋にてテント泊登山をしました。

記事はこちら⇩

nature365.hatenablog.com

 

2日目の行動を記事にしました。

 

1.起床そして日の出

今シーズン初のテント泊。

シーズン初めだとよく眠れません。

何度も起きたり寝たりを繰り返していました。

 起床は4時半。

朝早い人たちは2時半くらいからガサガサしていました。

赤岳方面に縦走するのですかね。

 

天気は晴れ!

小屋の前からは雲海と富士山を見ることができました。

いい一日になりそうです。

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2.青年小屋から権現岳

テントを片付け権現岳へ出発。

青年小屋からのコースタイムは1時間半です。
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登り始めからそこそこ急です。こたえます。すぐに汗だくに。

原生林の中を歩きます。

振り返ると編笠山と青年小屋が見えます。
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歩き始めて20分でのろし場。

360°景色がよく見えます。
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西岳方面を見ると諏訪湖が見えます。

中央アルプスもそしてその奥には御嶽山も!
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いくつかのピークを回り込みます。

ちょっとした鎖場が続きます。

足場もしっかりしておりそこまで危険ではありません。

ただストックはしまった方がいいです。

あと石は脆いので落石には注意してください。
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最後のピークはギボシです。

これもピークは通らず南側を回り込みます。

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先行者が鎖場を通過中。

その間に花の写真を撮影。

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イブキジャコウソウ。

他にも高山植物がたくさん。

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本当はゆっくり撮影したいですが、先を急ぐため簡単に。

 

山梨方面を見ると富士山が!

朝からずっと見えています。

まるで励ましてくれているかのよう。
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ギボシを過ぎると権現小屋。

コロナの関係で2020年は営業していません。

非常に味のある小屋らしいです。経営は青年小屋と同じとのこと。
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小屋を過ぎるとすぐに分岐点。

キレット経由で赤岳を目指すコースと権現岳を目指すコースに分かれます。
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分岐から見る権現岳山頂と富士山です。

太陽は雲で隠れていましたが、日が当たったところが撮りたかったので待ちました。

緑が美しい!
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赤岳方面はこんな感じです。

阿弥陀岳と赤岳がよく見えます。

キレット経由で赤岳も面白そうですね。

写真で見ると遠そうに見えますがここから約3時間で赤岳山頂につきます。

でもアップダウンが多くて大変そう。
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それでは権現岳山頂へ。

分岐から3分もかかりません。

 

人なしの写真を撮るのを忘れてしまったので自撮り写真で…。

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山頂の標識はピークの下にありますが、標識の横から岩の上に登れます。

岩の上はこんな感じです。剣?があります。

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3.権現岳から観音平へ

権現岳登頂後は三ツ頭経由で下山です。

下山を始めると、すぐにちょっとした鎖場が一か所。

鎖はしっかりしているので足元をしっかり見て降りれば大丈夫です。
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山頂から30分ほどで三ツ頭へ。

展望最高です。

権現岳、赤岳、編笠山、富士山がよく見えます。
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三ツ頭から10分で分岐点です。

直進すると前三ツ頭経由で天女山に向かうルート、右に曲がると木戸口公園経由で観音平へ向かうルートになります。

私の車に観音平にあるので右(木戸口公園方面)へ曲がります。
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すぐにシラビソ林の中に入りますが、ところどころ編笠方面、南アルプス方面の展望があります。

 

編笠山が正面に!

縞枯れも見られます。

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道ははっきりしていてわかりやすく快適です。

両側を草に覆われ爽やかな道です。
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ダケカンバの緑と空の青さが美しい。

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分岐から1時間弱で木戸口公園に到着です。

なぜ公園なのかは不明です。

ただの林では?笑

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木戸口公園から10分でヘリポート跡に到着。

まだ富士山が見えていてうれしい。

清里の街並み、牧場も見えます。

いい感じにベンチまで設置されています。

ただ直射が暑すぎてここでは休憩はできなかったです。
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あとはひたすら笹の林を下ります。
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林を下ること1時間、八ヶ岳横断歩道に合流です!
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観音平方面へ向かいます。

コースタイムは45分。

歩道というくらいだからアップダウンはない道なんだろうなと思っていましたが、

地味に上ったり下ったりする道でした。

標高も下がって気温は高いし、最後にこれはこたえましたね。
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11時40分駐車場に到着!

車は満車でした。

 

4.感想

今シーズン初のテント泊登山ということで1日のコースタイムを5時間以内にしました。

体力的には問題ありませんでしたが、暑さが敵でした。

山の上は風も吹き涼しいですが、樹林帯は暑い!

暑さ対策、熱中症対策が必要だと改めて感じました。

夏休みは終わってしまいますが、これから秋にかけて土日を中心に県内の山を登っていこうと思います。

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山の日に登る!八ヶ岳連峰「編笠山」,「権現岳」テント泊登山! 1日目

2020年の山の日はオリンピックに合わせ8月10日でした。(通常は8月11日)

結局2020年にオリンピックは開催されませんでしたが…。

 

せっかくの夏休み、どこにも山に登らないのはつまらないので八ヶ岳編笠山権現岳へ登ってきました。

編笠山は過去に日帰り登山で登ったことがありますが、権現岳は未登頂でした。

権現岳は頑張れば日帰りで登頂できます。

一番メジャーなルートは天女山からの往復ルートです。

このルートだと片道約5時間です。

それなりに長いです。

僕はそんなに頑張れません…。

 

ということで青年小屋にテント泊し、権現岳登頂を目指す日程で予定を組みました。

 

登山口は山梨県小淵沢の観音平。

ここからスタートし、編笠山権現岳に登頂し、三ツ頭を経由し、観音平へ戻ってくる周回ルートです。

 

1泊2日のテント泊登山。

記事は1日ずつ2つに分けて書きたいと思います。

 

それでは1日目。

 

 

1.登山開始!観音平から青年小屋へ

登山口の観音平に到着したのは7:30。

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駐車場は満車のようで駐車場に入る手前の道路までぎっしり駐車されていました。

あー、路上駐車はしたくないなーと思いながら、空きがないか駐車場をウロウロ。

実はこの駐車場、林の中にもう1つ駐車スペースがあるのです。

念のため行ってみると…空きがあるではないですか!

ありがたく駐車させていただき登山開始です!

 

登山届は登山口にポストがあるのでご利用ください。

(僕はネットで出しています)
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あとトイレは駐車場内に仮設トイレが3台ありました。

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林の中に入ると登山道があります。

展望台へつながる遊歩道が走っているので間違えないように注意してください。

(間違えても展望台経由で編笠山の登山口に合流します)
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登山道はよく整備されており快適です。

始めの内は笹が生い茂る林の中を進みます。

登山口の標高は1500mを超えていますが、この日は気温が高くセミの大合唱が聞こえていました。
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今シーズン初のテント泊登山。

ザックの重さは約15kg。

すぐに背中は汗でビショビショに…。

水分補給、塩分補給を怠らないようにこまめに休息をとりながら足を進めます。

 

一時間弱で「雲海」という地点に到着。標高1880m。

林の中で雲海は見えそうにありません。
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ここから30分ほど歩くと最初の分岐点です。

真っすぐ進むと編笠山に直登するルート。

右に曲がると青年小屋へ行くルートになります。

今回は青年小屋でテント泊する予定なので、まずは青年小屋を目指します。

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ということで右側のルートへ。
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八ヶ岳特有の苔むした原生林の中を歩きます。

時折吹く風が気持ちいい。

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何人か下山途中の登山者とすれ違いました。

新型コロナウィルスの流行により人と人との接触を少なくするよう言われています。

登山者はすれ違う時に挨拶をするのが一般的です。

このような状況でどうするべきか悩みましたが、皆さん今まで通り挨拶を交わしています。

一部の人はすれ違う時にマスクをしたり、手ぬぐいで口を覆ったりしていました。

これから山での人との関わりも変わっていくのかもしれませんね。

 

原生林の中を歩くこと1時間。

青年小屋に到着しました。

 

2.青年小屋とは?テント場の設備は?

八ヶ岳編笠山権現岳の間の谷間にある山小屋です。

標高2400m地点に位置します。

トタン造りの味のある山小屋です。

多くの登山者に「遠い飲み屋」という愛称で親しまれています。

入口には赤ちょうちんがつるされています。

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受付でテント泊の手続きをしてテントを建てます。

テント場は小屋のすぐ裏にあります。

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お昼前に到着したのでテントはまだまばらです。

このテント場は頑張れば50張くらいはテントが張れそうです。

テント泊は600円/日です。

 

テント泊者用のトイレは小屋の前にあるバイオトイレが1つ。

男女兼用の洋式トイレです。

(一台しかないので朝は混みます…)

トイレ代は1回100円ですが、テント泊代に含まれているので、宿泊者は払う必要はありません。

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続いて水場。

水場はテント場から歩いて5分ほどの場所にあります。

西岳へ向かう登山道の途中にあります。

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原生林の中を歩いていきます。

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5分もかからずに到着

沢に竹筒が付けられてる水場です。

水はキンキンに冷えています!

生でも飲める水のようですが、心配な方は一度沸かしてから飲むのがいいと思います。

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トイレと水場はこんな感じです。

 

3.青年小屋から編笠山

テントを張ったら、お昼ご飯を食べて編笠山を目指します。

編笠山は青年小屋から約30分です。

サブバックに必要な荷物を詰めて出発!

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登り始めると大きな岩がゴロゴロの道です。

八ヶ岳特有の大きな岩。不思議です。

足を踏み出す位置に気を付けて歩いてください。

岩と岩の間に落ちたらえらいことになります。

 

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岩場を過ぎると、林に入ります。

そこを10分ほど歩くと編笠山に到着です。

 

4.編笠山とは

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編笠山の標高は2524mです。

長野県と山梨県の県境にあり、八ヶ岳の最南部に位置します。

山梨百名山の1つです。

長野県側からはよく目立つ位置にあり、山頂部からは八ヶ岳の赤岳、権現岳はもちろん、最北部に位置する蓼科山までよく見えます。

その他にも、南アルプス中央アルプス北アルプスまで望みことができる、大展望台です。

 

青空の下、印象的な雲が広がっていました。
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山頂からは諏訪湖まではっきりと見えます。

手前に見える山は西岳です。
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空が青い!

街から見る空と山の上から見る空、標高が2000m違うだけで空の色がこんなに違う。

スカッとして日々のモヤモヤも吹き飛びますね。


山頂で展望を楽しむこと1時間。

山に泊まるときは下山を急ぐ必要がないからゆっくりできて最高です。

 

長野県側からガスがわいてきました。

あっという間に真っ白に。

山の天気は変わりやすいですね。

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 展望が無くなったので小屋に戻ります。

 

5.編笠山から青年小屋へ

小屋の向こうに見えるのは明日歩く予定のギボシ(左)と権現岳(右)です。

テントの数が増えているのかなと思いましたが、変わりないようです。

ヤマレコを見ると前日は50張以上の大盛況だったようです。

この日は連休の最終日ということもあって20張弱でした(よかった)
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6.日の入り


夕食までは時間がたっぷり。
テントの中で仮眠しようと思いましたが、日が強すぎてサウナのようだったので、日陰で読書。

持ってきた本は新田次郎さんの「つぶやき岩の秘密」。

(山と言ったら新田次郎という軽い考えて持ってきた笑)

夕食までに一冊読み切れました。

面白かった。

 

夕食はアルファ米

一人の時はこれでいいのです。簡単だから。

 

夕食後はダラダラ。

空の色が変わってきたのでテント場を出て小屋の方へ。

富士山が見える!

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夕日が沈むところは見えませんでしたが空は全体が赤く染まっています。

夕方の景色を見ることができるのは山に泊まる人だけ。

これが見られるからテント泊はやめられない。

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青年小屋の入口の赤ちょうちんに灯がともっています。素敵。

これが見られるのも宿泊者のみ。
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久しぶりのテント泊登山。

コロナウィルスの影響で人間の世界ではいつもの夏とは違いますが、山はいつも通り変わらずそこに存在していました。

 

2日目の権現岳アタックは後日記事にしたいと思います。

中央アルプス 三ノ沢岳

祝!梅雨明け!!

長かった~。

梅雨明けの空の青さに感動した今日この頃です。

 

梅雨が明けたら~

山に行くしかないでしょ!

 

ということで中央アルプス三ノ沢岳へ登ってきました。

もちろんロープウェイ利用です(笑)

 

三ノ沢岳とは

中央アルプスの主稜線上にある宝剣岳から南西方向に延びた尾根上にある標高2,847 mの山です。

他の山とつながっていないため独立峰的な存在です。

伊那谷側からは山体を臨むことはできませんが、木曽地方から見ると貫禄満点です。

三ノ沢岳は、主稜を空木岳木曽駒ケ岳へ縦走する登山者にとっては、分岐から往復4時間もの行程を余儀なくされるため、あまり人が訪れません。

登頂するためには三ノ沢岳に限定した登山スタイルが必要となります。

かなりマイナーな山ですが、山頂直下には見事な高山植物のお花畑があり、これを求めて登る登山者も珍しくありません。

 コースタイムは千畳敷カールから往復5時間20分です。

 

 ※ルート上には避難小屋やエスケープルートは存在しないため、天候が変わった場合は直ちに引き返すことが必要です。

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登山レポート

先週まで雨でしらび平駅までの林道が通行止めでした。

林道が通行止めになるとロープウェイも通行止めになります。

雨が長く続くと通行止めになるので注意が必要です。

運行情報は中央アルプス観光のホームページをご確認ください。

https://www.chuo-alps.com/today/

 

バス停は菅の台から。

駐車場が隣にあります。

駐車料金は800円/日。

意外に高いですね。

 

夏場は大混雑のバス乗り場ですが、この日は前日までロープウェイが止まっていた影響か、待ち時間はほとんどなくバスにもロープウェイにも乗れました。またコロナウィルス感染予防のため、定員を制限しており中も快適でした。いつもはギュウギュウに詰められますからね。

 

千畳敷に着くとこの景色!

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カールを一周してから三ノ沢岳を目指します。

 

三ノ沢岳へ行くために極楽平を目指します。

千畳敷に来る登山者のほとんどは木曽駒ヶ岳を目的としているので極楽平を目指す人はほとんどいません。

極楽平まではおよそ30分。

道はきれいに整備されています。

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極楽平では宝剣岳方面と空木岳方面に道が分かれます。

三ノ沢岳へ登る場合は宝剣岳方面へ。

10分ほど歩くと三ノ沢分岐です。

ここでは宝剣岳経由の木曽駒ヶ岳ルートと三ノ沢岳ルートに分かれます。

分岐から三ノ沢岳を見ると、こんな感じです。

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えっ意外に遠くない!?

独立峰だから当たり前ですが、一回降ってからまた登る絶望タイプです。

写真じゃわかりにくいですが、結構離れています。

コースタイムは1時間40分。

本当にこれで着くのかなーと思いながら足を進めました。

コースはわかりやすいですが、ハイマツが茂っています。

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ルート上はこんな感じです。歩きにくいです。

長ズボンじゃないと傷だらけになりそうです。

途中遭難慰霊碑の大きなケルンがあります。

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ここを越えると最後の登りです。

 

頂上到着!

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コースタイムより早く、1時間ちょっとで着きました。

人って意外に速いのですね。

あんなに遠くに見えたのに。

不思議。

 

頂上は標識など無く、三角点があるだけです。寂しい。

大きな花崗岩がゴロゴロしています。

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あと、この山はやたらと遭難慰霊プレートが多かったです。中央アルプス全体が見渡せるいい場所だからですかね。

 

三ノ沢岳は高山植物が多いことで有名です。

山頂近くまではひたすらハイマツの海の中を歩くルートなので、植物はあまり見られませんでした。

でも、山頂直下の砂場には多くの高山植物が咲き乱れていました!

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千畳敷カール周辺のチングルマはもう穂になりかけていましたが、三ノ沢岳では最盛期!

来てよかった!

 

三ノ沢岳へのルートは1つしかないので帰りも同じ道。

ガスが広がっていますが時折日があたり青空が見えます。

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なつー!

 

帰りのロープウェイもスムーズに乗ることができ、快適な登山となりました。

 

帰りは菅の台ですずらんソフトクリーム」を食べました。

250円なのにとても大きくてお得!

味もとても濃い。

一番好きなソフトクリームです。

駒ヶ根に来たら是非食べてみてください。

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まとめ

中央アルプス三ノ沢岳。

知っている人はなかなかいないマイナーな山かもしれませんが、静かな山歩きができ、豊富な高山植物を見ることができる最高の山です。

往復5時間ほどかかるため、木曽駒や空木岳縦走のついでには登ることができない山ですが、とてもオススメの山なので是非訪れてみてください! 

Nikon New FM2

普段、写真を撮るときはデジタル一眼レフカメラNikon D7100)を使用しています。

今どきカメラで写真を撮る人のほとんどはデジカメだと思います。

ただフィルムカメラも所有しています。

Nikon New FM2です。

高校生の時に中古で購入しました。

当時もデジタル一眼レフも持っていましたが、一目惚れして購入しました。

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Nikon FMシリーズとは

機械式35ミリフィルム一眼レフカメラNikon「FM」は1977年に発売されました。

1982年に「FM2」となり、そして1984年には「New FM2」へとなりました。

Nikonの「F」シリーズはプロ仕様機でしたが、この「FM」は中級機として愛されていました。

 

Nikon New FM2は機械式のマニュアルカメラです。露出計を使用する場合は電池が必要ですが、ピント合わせ、フィルム送りはマニュアルで機械式シャッターなので電気を必要としません。

 

絞り、シャッタースピード、ピント合わせすべてを自分で設定し写真を撮ります。

今のカメラはシャッターさえ自分で押せば大体きれいな写真が撮れますが、

このカメラではそうはいきません。

一枚一枚丁寧に写真を撮らなければいい写真はとれません。

デジタルカメラとは違い、写真を「創っている」という感覚になれます。

 

最近は生産終了によりフィルムの数も減り、残っているフィルムも値上がりしています。

現像にもお金がかかります。

デジカメみたいにバシバシ写真を撮ることはできませんし、撮った写真をすぐには確認できません。

でも「どんな写真が撮れたかなー」、「現像が楽しみだなー」という何とも言えないワクワクした気持ちにさせてくれる素敵な道具です。

 (最近では半年に36枚撮りフィルム一本ほどしか撮影していませんが…)

 

Nikon New FM2で撮影した写真を何枚か作例として紹介します。

そうそうフィルムカメラは使用するフィルムによっても色合いが変わるから面白いです。

下の写真は編集していません。(トリミングはしたかも)

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Kodak Ultara Max 400

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AGFA VISTA 400

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FUJIFILM Pro 400H

Kodak PORTRA 400

デジタルカメラにはないワクワクがあるフィルムカメラ

今後も少しずつ作品を増やしていきたいと思います。