葉っぱが64枚

内気なアウトドア派のブログ

山の日に登る!八ヶ岳連峰「編笠山」,「権現岳」テント泊登山! 2日目

山の日に1泊2日で八ヶ岳編笠山権現岳にテント泊登山してきました。

1日目は観音平から編笠山に登り、青年小屋にてテント泊登山をしました。

記事はこちら⇩

nature365.hatenablog.com

 

2日目の行動を記事にしました。

 

1.起床そして日の出

今シーズン初のテント泊。

シーズン初めだとよく眠れません。

何度も起きたり寝たりを繰り返していました。

 起床は4時半。

朝早い人たちは2時半くらいからガサガサしていました。

赤岳方面に縦走するのですかね。

 

天気は晴れ!

小屋の前からは雲海と富士山を見ることができました。

いい一日になりそうです。

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2.青年小屋から権現岳

テントを片付け権現岳へ出発。

青年小屋からのコースタイムは1時間半です。
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登り始めからそこそこ急です。こたえます。すぐに汗だくに。

原生林の中を歩きます。

振り返ると編笠山と青年小屋が見えます。
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歩き始めて20分でのろし場。

360°景色がよく見えます。
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西岳方面を見ると諏訪湖が見えます。

中央アルプスもそしてその奥には御嶽山も!
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いくつかのピークを回り込みます。

ちょっとした鎖場が続きます。

足場もしっかりしておりそこまで危険ではありません。

ただストックはしまった方がいいです。

あと石は脆いので落石には注意してください。
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最後のピークはギボシです。

これもピークは通らず南側を回り込みます。

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先行者が鎖場を通過中。

その間に花の写真を撮影。

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イブキジャコウソウ。

他にも高山植物がたくさん。

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本当はゆっくり撮影したいですが、先を急ぐため簡単に。

 

山梨方面を見ると富士山が!

朝からずっと見えています。

まるで励ましてくれているかのよう。
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ギボシを過ぎると権現小屋。

コロナの関係で2020年は営業していません。

非常に味のある小屋らしいです。経営は青年小屋と同じとのこと。
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小屋を過ぎるとすぐに分岐点。

キレット経由で赤岳を目指すコースと権現岳を目指すコースに分かれます。
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分岐から見る権現岳山頂と富士山です。

太陽は雲で隠れていましたが、日が当たったところが撮りたかったので待ちました。

緑が美しい!
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赤岳方面はこんな感じです。

阿弥陀岳と赤岳がよく見えます。

キレット経由で赤岳も面白そうですね。

写真で見ると遠そうに見えますがここから約3時間で赤岳山頂につきます。

でもアップダウンが多くて大変そう。
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それでは権現岳山頂へ。

分岐から3分もかかりません。

 

人なしの写真を撮るのを忘れてしまったので自撮り写真で…。

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山頂の標識はピークの下にありますが、標識の横から岩の上に登れます。

岩の上はこんな感じです。剣?があります。

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3.権現岳から観音平へ

権現岳登頂後は三ツ頭経由で下山です。

下山を始めると、すぐにちょっとした鎖場が一か所。

鎖はしっかりしているので足元をしっかり見て降りれば大丈夫です。
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山頂から30分ほどで三ツ頭へ。

展望最高です。

権現岳、赤岳、編笠山、富士山がよく見えます。
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三ツ頭から10分で分岐点です。

直進すると前三ツ頭経由で天女山に向かうルート、右に曲がると木戸口公園経由で観音平へ向かうルートになります。

私の車に観音平にあるので右(木戸口公園方面)へ曲がります。
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すぐにシラビソ林の中に入りますが、ところどころ編笠方面、南アルプス方面の展望があります。

 

編笠山が正面に!

縞枯れも見られます。

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道ははっきりしていてわかりやすく快適です。

両側を草に覆われ爽やかな道です。
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ダケカンバの緑と空の青さが美しい。

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分岐から1時間弱で木戸口公園に到着です。

なぜ公園なのかは不明です。

ただの林では?笑

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木戸口公園から10分でヘリポート跡に到着。

まだ富士山が見えていてうれしい。

清里の街並み、牧場も見えます。

いい感じにベンチまで設置されています。

ただ直射が暑すぎてここでは休憩はできなかったです。
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あとはひたすら笹の林を下ります。
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林を下ること1時間、八ヶ岳横断歩道に合流です!
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観音平方面へ向かいます。

コースタイムは45分。

歩道というくらいだからアップダウンはない道なんだろうなと思っていましたが、

地味に上ったり下ったりする道でした。

標高も下がって気温は高いし、最後にこれはこたえましたね。
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11時40分駐車場に到着!

車は満車でした。

 

4.感想

今シーズン初のテント泊登山ということで1日のコースタイムを5時間以内にしました。

体力的には問題ありませんでしたが、暑さが敵でした。

山の上は風も吹き涼しいですが、樹林帯は暑い!

暑さ対策、熱中症対策が必要だと改めて感じました。

夏休みは終わってしまいますが、これから秋にかけて土日を中心に県内の山を登っていこうと思います。

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山の日に登る!八ヶ岳連峰「編笠山」,「権現岳」テント泊登山! 1日目

2020年の山の日はオリンピックに合わせ8月10日でした。(通常は8月11日)

結局2020年にオリンピックは開催されませんでしたが…。

 

せっかくの夏休み、どこにも山に登らないのはつまらないので八ヶ岳編笠山権現岳へ登ってきました。

編笠山は過去に日帰り登山で登ったことがありますが、権現岳は未登頂でした。

権現岳は頑張れば日帰りで登頂できます。

一番メジャーなルートは天女山からの往復ルートです。

このルートだと片道約5時間です。

それなりに長いです。

僕はそんなに頑張れません…。

 

ということで青年小屋にテント泊し、権現岳登頂を目指す日程で予定を組みました。

 

登山口は山梨県小淵沢の観音平。

ここからスタートし、編笠山権現岳に登頂し、三ツ頭を経由し、観音平へ戻ってくる周回ルートです。

 

1泊2日のテント泊登山。

記事は1日ずつ2つに分けて書きたいと思います。

 

それでは1日目。

 

 

1.登山開始!観音平から青年小屋へ

登山口の観音平に到着したのは7:30。

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駐車場は満車のようで駐車場に入る手前の道路までぎっしり駐車されていました。

あー、路上駐車はしたくないなーと思いながら、空きがないか駐車場をウロウロ。

実はこの駐車場、林の中にもう1つ駐車スペースがあるのです。

念のため行ってみると…空きがあるではないですか!

ありがたく駐車させていただき登山開始です!

 

登山届は登山口にポストがあるのでご利用ください。

(僕はネットで出しています)
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あとトイレは駐車場内に仮設トイレが3台ありました。

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林の中に入ると登山道があります。

展望台へつながる遊歩道が走っているので間違えないように注意してください。

(間違えても展望台経由で編笠山の登山口に合流します)
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登山道はよく整備されており快適です。

始めの内は笹が生い茂る林の中を進みます。

登山口の標高は1500mを超えていますが、この日は気温が高くセミの大合唱が聞こえていました。
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今シーズン初のテント泊登山。

ザックの重さは約15kg。

すぐに背中は汗でビショビショに…。

水分補給、塩分補給を怠らないようにこまめに休息をとりながら足を進めます。

 

一時間弱で「雲海」という地点に到着。標高1880m。

林の中で雲海は見えそうにありません。
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ここから30分ほど歩くと最初の分岐点です。

真っすぐ進むと編笠山に直登するルート。

右に曲がると青年小屋へ行くルートになります。

今回は青年小屋でテント泊する予定なので、まずは青年小屋を目指します。

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ということで右側のルートへ。
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八ヶ岳特有の苔むした原生林の中を歩きます。

時折吹く風が気持ちいい。

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何人か下山途中の登山者とすれ違いました。

新型コロナウィルスの流行により人と人との接触を少なくするよう言われています。

登山者はすれ違う時に挨拶をするのが一般的です。

このような状況でどうするべきか悩みましたが、皆さん今まで通り挨拶を交わしています。

一部の人はすれ違う時にマスクをしたり、手ぬぐいで口を覆ったりしていました。

これから山での人との関わりも変わっていくのかもしれませんね。

 

原生林の中を歩くこと1時間。

青年小屋に到着しました。

 

2.青年小屋とは?テント場の設備は?

八ヶ岳編笠山権現岳の間の谷間にある山小屋です。

標高2400m地点に位置します。

トタン造りの味のある山小屋です。

多くの登山者に「遠い飲み屋」という愛称で親しまれています。

入口には赤ちょうちんがつるされています。

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受付でテント泊の手続きをしてテントを建てます。

テント場は小屋のすぐ裏にあります。

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お昼前に到着したのでテントはまだまばらです。

このテント場は頑張れば50張くらいはテントが張れそうです。

テント泊は600円/日です。

 

テント泊者用のトイレは小屋の前にあるバイオトイレが1つ。

男女兼用の洋式トイレです。

(一台しかないので朝は混みます…)

トイレ代は1回100円ですが、テント泊代に含まれているので、宿泊者は払う必要はありません。

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続いて水場。

水場はテント場から歩いて5分ほどの場所にあります。

西岳へ向かう登山道の途中にあります。

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原生林の中を歩いていきます。

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5分もかからずに到着

沢に竹筒が付けられてる水場です。

水はキンキンに冷えています!

生でも飲める水のようですが、心配な方は一度沸かしてから飲むのがいいと思います。

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トイレと水場はこんな感じです。

 

3.青年小屋から編笠山

テントを張ったら、お昼ご飯を食べて編笠山を目指します。

編笠山は青年小屋から約30分です。

サブバックに必要な荷物を詰めて出発!

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登り始めると大きな岩がゴロゴロの道です。

八ヶ岳特有の大きな岩。不思議です。

足を踏み出す位置に気を付けて歩いてください。

岩と岩の間に落ちたらえらいことになります。

 

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岩場を過ぎると、林に入ります。

そこを10分ほど歩くと編笠山に到着です。

 

4.編笠山とは

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編笠山の標高は2524mです。

長野県と山梨県の県境にあり、八ヶ岳の最南部に位置します。

山梨百名山の1つです。

長野県側からはよく目立つ位置にあり、山頂部からは八ヶ岳の赤岳、権現岳はもちろん、最北部に位置する蓼科山までよく見えます。

その他にも、南アルプス中央アルプス北アルプスまで望みことができる、大展望台です。

 

青空の下、印象的な雲が広がっていました。
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山頂からは諏訪湖まではっきりと見えます。

手前に見える山は西岳です。
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空が青い!

街から見る空と山の上から見る空、標高が2000m違うだけで空の色がこんなに違う。

スカッとして日々のモヤモヤも吹き飛びますね。


山頂で展望を楽しむこと1時間。

山に泊まるときは下山を急ぐ必要がないからゆっくりできて最高です。

 

長野県側からガスがわいてきました。

あっという間に真っ白に。

山の天気は変わりやすいですね。

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 展望が無くなったので小屋に戻ります。

 

5.編笠山から青年小屋へ

小屋の向こうに見えるのは明日歩く予定のギボシ(左)と権現岳(右)です。

テントの数が増えているのかなと思いましたが、変わりないようです。

ヤマレコを見ると前日は50張以上の大盛況だったようです。

この日は連休の最終日ということもあって20張弱でした(よかった)
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6.日の入り


夕食までは時間がたっぷり。
テントの中で仮眠しようと思いましたが、日が強すぎてサウナのようだったので、日陰で読書。

持ってきた本は新田次郎さんの「つぶやき岩の秘密」。

(山と言ったら新田次郎という軽い考えて持ってきた笑)

夕食までに一冊読み切れました。

面白かった。

 

夕食はアルファ米

一人の時はこれでいいのです。簡単だから。

 

夕食後はダラダラ。

空の色が変わってきたのでテント場を出て小屋の方へ。

富士山が見える!

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夕日が沈むところは見えませんでしたが空は全体が赤く染まっています。

夕方の景色を見ることができるのは山に泊まる人だけ。

これが見られるからテント泊はやめられない。

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青年小屋の入口の赤ちょうちんに灯がともっています。素敵。

これが見られるのも宿泊者のみ。
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久しぶりのテント泊登山。

コロナウィルスの影響で人間の世界ではいつもの夏とは違いますが、山はいつも通り変わらずそこに存在していました。

 

2日目の権現岳アタックは後日記事にしたいと思います。

明日から夏休み!

明日から夏休みです。

8月16日までの9連休。

ありがたいですけど、コロナ感染防止のため県外への移動は自粛するようにと言われています。

県外から来ている人たちは帰省もできず気の毒です。

ゴールデンウィークも帰省できていないのに。

早く収まらないかな。コロナ。

 

連休前は仕事が忙しくなります。

お客さんも含め連休前に仕事を片付けようとするためか、色々の依頼が多い…。

そして景気も良くないため残業禁止令が出せれていて時間もない。

(意地でもサビ残はしないっ!)

一度にやることがバーッと来るとうわぁーってなってしまいます。

よくよく落ち着いて順序良くやればできるのに。

「パニくる」ってやつですね。

そしてイライラしてしまいます。

もういい年なので大人にならなければ。

 

話も戻して夏休みの過ごし方を検討。

昨年は3泊4日で双六岳、三俣蓮華岳方面を周遊しました。

天気も良くて最高でした。

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今年はこんなことはできません。

可能なら日帰りで近くの山に登れればいいなと思っています。

あと、公害防止管理者の試験勉強。

今のところは10月に試験をやる予定とのこと。

「水質有害物質特論」が苦手なので暗記頑張ります…。

 

いつもとは違う夏休み。

健康第一で過ごせればそれでいいか。

マイマイガ大発生!

5月の頭にこんな記事を書きました。

(なぜかこの記事がアクセス一番多いです)

nature365.hatenablog.com

予想通りマイマイガが大量発生しています。

この先の写真は閲覧注意です。

蛾と卵の写真があります。

夜、街灯にマイマイガが集まっています。

その近くの建物の壁には卵がたくさん!

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こんなに壁に卵を産み付けられたらえらいこっちゃです。

 

街灯の柱にもたくさん卵が…。
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街灯の下にも…。

 

卵だけではなく、死んだマイマイガが溜まっています。

メスは交尾し、卵を産むと死んでしまいます。

街灯の下はまるで絨毯のようです。
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もしマイマイガの卵を見つけたら ~対処法~

公園等の公共の場所の卵はどうしようもありませんが、庭や自宅の外壁等で上の写真のような卵塊を見つけたら、ヘラなどでそぎ落とし処理(可燃ごみに出す、土に埋める等)することをお勧めします。

マイマイガは食欲旺盛です。そのままにしておくと、あらゆる草花、樹木の葉を食い尽くしてしまいます。

 

マイマイガの1齢幼虫は毒がある!

1齢幼虫には毒刺毛があるため注意が必要です。

素手で触らないように気を付けてください。

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孵化したてのマイマイガの幼虫

※2齢以降は無毒になり、成虫にも毒はありません。

 

そこら中に卵があるということは…

これから毛虫が大発生しますね…

機会があれば続編、書きます…。

中央アルプス 三ノ沢岳

祝!梅雨明け!!

長かった~。

梅雨明けの空の青さに感動した今日この頃です。

 

梅雨が明けたら~

山に行くしかないでしょ!

 

ということで中央アルプス三ノ沢岳へ登ってきました。

もちろんロープウェイ利用です(笑)

 

三ノ沢岳とは

中央アルプスの主稜線上にある宝剣岳から南西方向に延びた尾根上にある標高2,847 mの山です。

他の山とつながっていないため独立峰的な存在です。

伊那谷側からは山体を臨むことはできませんが、木曽地方から見ると貫禄満点です。

三ノ沢岳は、主稜を空木岳木曽駒ケ岳へ縦走する登山者にとっては、分岐から往復4時間もの行程を余儀なくされるため、あまり人が訪れません。

登頂するためには三ノ沢岳に限定した登山スタイルが必要となります。

かなりマイナーな山ですが、山頂直下には見事な高山植物のお花畑があり、これを求めて登る登山者も珍しくありません。

 コースタイムは千畳敷カールから往復5時間20分です。

 

 ※ルート上には避難小屋やエスケープルートは存在しないため、天候が変わった場合は直ちに引き返すことが必要です。

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登山レポート

先週まで雨でしらび平駅までの林道が通行止めでした。

林道が通行止めになるとロープウェイも通行止めになります。

雨が長く続くと通行止めになるので注意が必要です。

運行情報は中央アルプス観光のホームページをご確認ください。

https://www.chuo-alps.com/today/

 

バス停は菅の台から。

駐車場が隣にあります。

駐車料金は800円/日。

意外に高いですね。

 

夏場は大混雑のバス乗り場ですが、この日は前日までロープウェイが止まっていた影響か、待ち時間はほとんどなくバスにもロープウェイにも乗れました。またコロナウィルス感染予防のため、定員を制限しており中も快適でした。いつもはギュウギュウに詰められますからね。

 

千畳敷に着くとこの景色!

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カールを一周してから三ノ沢岳を目指します。

 

三ノ沢岳へ行くために極楽平を目指します。

千畳敷に来る登山者のほとんどは木曽駒ヶ岳を目的としているので極楽平を目指す人はほとんどいません。

極楽平まではおよそ30分。

道はきれいに整備されています。

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極楽平では宝剣岳方面と空木岳方面に道が分かれます。

三ノ沢岳へ登る場合は宝剣岳方面へ。

10分ほど歩くと三ノ沢分岐です。

ここでは宝剣岳経由の木曽駒ヶ岳ルートと三ノ沢岳ルートに分かれます。

分岐から三ノ沢岳を見ると、こんな感じです。

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えっ意外に遠くない!?

独立峰だから当たり前ですが、一回降ってからまた登る絶望タイプです。

写真じゃわかりにくいですが、結構離れています。

コースタイムは1時間40分。

本当にこれで着くのかなーと思いながら足を進めました。

コースはわかりやすいですが、ハイマツが茂っています。

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ルート上はこんな感じです。歩きにくいです。

長ズボンじゃないと傷だらけになりそうです。

途中遭難慰霊碑の大きなケルンがあります。

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ここを越えると最後の登りです。

 

頂上到着!

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コースタイムより早く、1時間ちょっとで着きました。

人って意外に速いのですね。

あんなに遠くに見えたのに。

不思議。

 

頂上は標識など無く、三角点があるだけです。寂しい。

大きな花崗岩がゴロゴロしています。

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あと、この山はやたらと遭難慰霊プレートが多かったです。中央アルプス全体が見渡せるいい場所だからですかね。

 

三ノ沢岳は高山植物が多いことで有名です。

山頂近くまではひたすらハイマツの海の中を歩くルートなので、植物はあまり見られませんでした。

でも、山頂直下の砂場には多くの高山植物が咲き乱れていました!

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千畳敷カール周辺のチングルマはもう穂になりかけていましたが、三ノ沢岳では最盛期!

来てよかった!

 

三ノ沢岳へのルートは1つしかないので帰りも同じ道。

ガスが広がっていますが時折日があたり青空が見えます。

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なつー!

 

帰りのロープウェイもスムーズに乗ることができ、快適な登山となりました。

 

帰りは菅の台ですずらんソフトクリーム」を食べました。

250円なのにとても大きくてお得!

味もとても濃い。

一番好きなソフトクリームです。

駒ヶ根に来たら是非食べてみてください。

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まとめ

中央アルプス三ノ沢岳。

知っている人はなかなかいないマイナーな山かもしれませんが、静かな山歩きができ、豊富な高山植物を見ることができる最高の山です。

往復5時間ほどかかるため、木曽駒や空木岳縦走のついでには登ることができない山ですが、とてもオススメの山なので是非訪れてみてください! 

Nikon New FM2

普段、写真を撮るときはデジタル一眼レフカメラNikon D7100)を使用しています。

今どきカメラで写真を撮る人のほとんどはデジカメだと思います。

ただフィルムカメラも所有しています。

Nikon New FM2です。

高校生の時に中古で購入しました。

当時もデジタル一眼レフも持っていましたが、一目惚れして購入しました。

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Nikon FMシリーズとは

機械式35ミリフィルム一眼レフカメラNikon「FM」は1977年に発売されました。

1982年に「FM2」となり、そして1984年には「New FM2」へとなりました。

Nikonの「F」シリーズはプロ仕様機でしたが、この「FM」は中級機として愛されていました。

 

Nikon New FM2は機械式のマニュアルカメラです。露出計を使用する場合は電池が必要ですが、ピント合わせ、フィルム送りはマニュアルで機械式シャッターなので電気を必要としません。

 

絞り、シャッタースピード、ピント合わせすべてを自分で設定し写真を撮ります。

今のカメラはシャッターさえ自分で押せば大体きれいな写真が撮れますが、

このカメラではそうはいきません。

一枚一枚丁寧に写真を撮らなければいい写真はとれません。

デジタルカメラとは違い、写真を「創っている」という感覚になれます。

 

最近は生産終了によりフィルムの数も減り、残っているフィルムも値上がりしています。

現像にもお金がかかります。

デジカメみたいにバシバシ写真を撮ることはできませんし、撮った写真をすぐには確認できません。

でも「どんな写真が撮れたかなー」、「現像が楽しみだなー」という何とも言えないワクワクした気持ちにさせてくれる素敵な道具です。

 (最近では半年に36枚撮りフィルム一本ほどしか撮影していませんが…)

 

Nikon New FM2で撮影した写真を何枚か作例として紹介します。

そうそうフィルムカメラは使用するフィルムによっても色合いが変わるから面白いです。

下の写真は編集していません。(トリミングはしたかも)

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Kodak Ultara Max 400

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AGFA VISTA 400

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FUJIFILM Pro 400H

Kodak PORTRA 400

デジタルカメラにはないワクワクがあるフィルムカメラ

今後も少しずつ作品を増やしていきたいと思います。

野生動物のフィールドサイン ~ウンチ編~ その2

先日の観察会の時に施設の屋上の手すりにいい感じのウンチを見つけてしまいました。 

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手すりにウンチ

こんなところでウンチをするのは誰でしょう?

 

過去に野生動物のフィールドサインの記事を書いています。

この時は石の上の「ホンドテン」のウンチを紹介しました。

nature365.hatenablog.com

 

ウンチをするということは、この場所をよく歩いているという証拠です。

 

手すりをよーく見てみると・・・

他にもウンチがたくさん。

中には若い(新しい)ウンチが!

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まだ新しいウンチ

ツブツブした種がたくさん!

何の種でしょう…

これはサクラの実の種ですね!

この場所の周りにはソメイヨシノの木がたくさんあります。

サクラが散った後、小さなサクラの実がたくさんなります。

それを食べた動物のウンチに違いありません。

 

さて、その正体は…

ハクビシンです!

 

ハクビシンとは

食肉目ジャコウネコ科の動物です。

大きさはしっぽまで入れて、約1mほど。

平地から山林まで幅広く生息しています。

今では都市部でも生息しています。

東南アジア原産の帰化種です。

雑食性で、昆虫類や畑の作物、果実などを食べます。

木登りが得意で、樹林内を立体的に利用して暮らしています。

民家の屋根裏で暮らすものもいてフン害が問題になることがあります。

(糞尿で屋根が腐ってしまうそうです。)

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ハクビシン

写真がないのでフリーイラストで。

 

近くの獣道にセンサカメラを仕掛けていますが、

ハクビシンはよく写るので、生息していることは確かです。

 

「ウンチ」というワードだけで子どもは喜ぶので、

自然観察ネタとしてはもってこいですね!

久しぶりに映画館へ

4連休最終日。雨。

ずっと家にいるのも憂鬱な気持ちになるので、映画を観に出かけました。

 

観た映画は重松清さんの小説を映画化した「ステップ」。

重松清さんの小説は好きでよく読みます。

映画化されるということは本屋で知りました。

おー!と思って原作を買おうと表紙を見ると、どこかで見たことがある気が…

 

家に帰って本棚を観たらありました。

既に読んでおりましたが(笑)

 

主演は山田孝之さん。

子ども役は3人女の子が出てきました。

10年の月日を2時間の映画で表現しなきゃなので大変ですね。

 

小説で泣けるので映画ではなおさらです。

 

たまには映画館で観るのもいいですね。

今はコロナ対策で座席も1つ飛ばしなので見やすくていいです。

ステップ (中公文庫)

テント泊装備で散歩(ハンミョウに出会う)

せっかくの連休ですが、梅雨は明けず雨が続いています。

本当だったらテント泊登山をしたかったのですが、残念ながら行けそうにありません。

今日の午前中は雨が降りそうになかったのでトレーニングがてら近場の里山を散歩してきました。

せっかくなのでテント泊登山の装備を背負って歩きました。

今年初です。

テント泊で使用しているザックはグレゴリーのバルトロ65。

使いやすいザックですが、体が細いためか、腰のベルトが当たるところが毎回痛くなります。

あと5kg体重を増やしたいなあ。

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山は葉が生い茂っています。

誰も歩いていないためクモの巣が多い!

木の棒ではらいながら進みます。

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展望台より。

街は霞んで見えます。

その先の南アルプスは雲の中。

 

ハンミョウがいました。

別名「ミチオシエ」

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とてもカラフルでキレイですね。

ハンミョウとは

コウチュウ目オサムシ科のハンミョウ亜科に分類される昆虫です。

体長は20㎜ほど。

日当たりが良く地面が湿っている林、河原、神社、公園などに生息しています。

人が近づくと飛んで逃げ、すぐに着地し、度々後ろを振り返ります。

これが何度も繰り返されるため、その様子を道案内に例えて「ミチオシエ」という別名で呼ばれています。

ハンミョウを漢字で書くと「斑猫」。

素早く歩き回る様子が猫に似ているから"猫"という字が使われているのですかね。

生息地が著しく減少している地域もあり、群馬、佐賀では絶滅危惧II類、青森、栃木、東京では準絶滅危惧種に指定されているそうです。

 

散歩を続けると…

なぜかカニが道の真ん中に!

通せんぼしているみたいでかわいい。

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近くに川がないのに、なんでだろう。

カニって結構長距離歩けるのですかね。

こんなところで見たことないから不思議。

 

雨が多いせいかキノコもたくさん。

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キノコは名前がよくわかりません。

観察会でキノコが見つかるとよく質問されます。

「このキノコ食べられますか?」と。

わからないです…。

キノコ勉強しようかな。

 

午前中、2時間半ほど散歩しました。

今日は調子が良かった。

調子がいいと、どこまでも歩けそうな気がします。

早く山に登りたいな。

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航空券の払い戻しが完了した

ゴールデンウィークはタイに行く予定でした。

しかしコロナウィルスの大流行により往復の便がキャンセルとなりました。

流行り出した時点で行くことはあきらめていましたが、予約していた格安航空はキャンセルができなかったため放っておきました。

航空会社都合のキャンセルの場合、お金が返ってきます。

良かったと思っていましたが、なかなか払い戻しされませんでした。

 

nature365.hatenablog.com

キャンセル手続きが膨大だろうからしょうがないねと思っていましたが、

 ついに返ってきました!

 

~結果~

名古屋→バンコク(タイライオンエア):全額返金(支払いしたクレジットカードへ)

バンコク→名古屋(タイエアアジア):航空券で払い戻し

 

まさかの航空券での払い戻し…

有効期限は2022年6月…

再来年まで使えるけど、行けるのか!?

うーん。お金が良かったな。

片道分だけでも返ってきたからよかったのか。

ネオワイズ彗星

現在、ネオワイズ彗星が見頃を迎えています。

星とか宇宙とかって何歳になってもワクワクしますよね。

とてつもなく広くて歴史のある宇宙。

それが頭の上に広がっているのですよ。

というか地球も私たちも宇宙の一部。

もう考え出すとワクワクが止まりません。

 

ネオワイズ彗星とは

2020年3月に発見された新彗星で、

7月頃に明るくなるのではないかと予想されていました。

崩壊することなく、今月はじめに太陽に最も近づきました。

日本から見える彗星としては近年にない明るさで、

観測条件の良い場所では肉眼でも観察することができます。

 7月上旬から下旬まで観察できるようです。

 

いつどこに見えるの?

日没から一時間後位の20時前から21時過ぎにかけて、

北西の空で観察することができます。

目印は北斗七星です。

柄杓一個分くらい下で観察することができます。

 

2020年7月19日撮影のネオワイズ彗星

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ネオワイズ彗星と中央アルプス

せっかくの天体ショーなのに雨ばかりで見えない!と悲しんでいましたが、

この日は運よく晴れました。

ネオワイズ彗星、見られました。

とっても感動しました。

観察したのは比較的暗い場所だったので肉眼でもうっすら見ることができました。

双眼鏡を使えばもっとよく見えます。

上の写真は一眼レフカメラで撮ったものをかなりトリミングし、明るさを変えています。

 RAWで撮ったのでゆっくり現像したいと思います。

Nikon D7100 Sigma 30mm f1.4で撮影)

 

雑記

次にネオワイズ彗星が太陽に近づくのは5000年以上先とのこと。

あたりまえだけど私は生きてはいません。

人類も存在しているかはわからない…。

あー、宇宙はすごい。

夏の自然観察会 ~本番編~

夏の自然観察会の本番でした。

下見編はこちら⇩

nature365.hatenablog.com

 

午前中は雨でしたが、午後は雨が止んで自然観察日和に!

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多くの親子が参加してくれました。

 

ずっと案内をしていたので観察会中の写真はほとんどありませんが、

数枚撮ったので紹介します。

 

昼の観察会は森の中の生きものを探しました。

昆虫酒場にはカナブンがたくさん。

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オオムラサキもいました。

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いやー、やっぱりオオムラサキは綺麗ですね。

 

夜はニイニイゼミの羽化を観察。

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下見の時は幼虫が何匹も出てきたのに、本番はいくら探しても見つからない!

このままじゃ観察できないんじゃないかと焦ったけど、1匹だけ発見。

 

この日は夜も涼しかったから出てこなかったのかな。

それとも今年は雨が多過ぎて幼虫が死んでしまったのかな。

でも観察できて一安心でした。

子どもたちも喜んでくれていたので良かったです。

 

雑記

観察会をしていると色々な子ども、親がいます。

ほとんどの子どもは昆虫が好き。

でも、親は虫が嫌い。

というパターンが度々あります。

(逆もあるけど笑)

 

悲しいのは親が虫を見て「気持ち悪い」とか「触っちゃダメ!」とか言ってしまうこと。

子どもがせっかく虫の興味を持っていても、親がそんな反応していたら楽しめないし、

これから先、興味を失ってしまうかもしれません。

一緒に楽しんでとまでは言わないけど、子どもが興味を持ったものを否定しないで欲しいな。

せっかく観察会に参加してるんだもん。

 

(人が好きなものを否定しないというのは大人同士にも言えますけどね。)

天狗岳登山(登頂せず)

天気予報を見ると久しぶりに晴れマークが!

イチかバチか行ってみよう!と思い、八ヶ岳天狗岳へ。

登山口情報

登山口は唐沢鉱泉

八ヶ岳の三井の森のさらに奥です。

三井の森を目指せば看板が出てくるのでそれに従っていけば確実です。

三井の森を過ぎると砂利道になりますが、きれいに整備されているので、

よほど車高が低い車でなければ大丈夫です。

 

駐車場は無料です。

奥の駐車場は唐沢鉱泉の駐車場なので止めないように注意です。

 

トイレは駐車場の横にあります。

 

ルートは黒百合ヒュッテ方面と、西天狗岳を目指す2つあります。

周回する人が多いですかね。

今回は反時計回りで西天狗から登ります。

登山開始

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登山口

すぐに苔の樹林帯です。

八ヶ岳は本当に苔が美しい…。

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登るにつれて霧の中…

上まで行っても何も見えないんじゃない?

今日登らなくてもよくない?

という気持ちが出てきました。

あとなぜかとても寂しかった。

いつも一人で登っているはずなのに、この日はいつにも増して「孤独」を感じました。

何でだろう。

 

…ということで登り始めて1時間半で下山開始!

写真を撮りながらゆっくり降りてきました。

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きれいな苔が見れたからオッケー!と自分に言い聞かせながら。

うん。雨の日の苔はきれいだ。

 

頂上に行くだけが登山でない。

過程も楽しまなければ。

人生と同じですね…笑

 

ニホンジカにも会えました。

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こちらをジッと見ています。

 

1時間ほどで登山口に帰ってきました。

往復2時間半のいい運動になりました(笑)

 

唐沢鉱泉では日帰り入浴ができます。

料金は700円。

内湯のみです。

内湯なのにシダとか生えていて風情があります。

滝もあって打たれることもできます。

冷たすぎて10秒も耐えられませんが。

 

帰りは尖石縄文考古館へ。

(三井の森のすぐ下にあります)

国宝の「縄文のビーナス」が有名です。

初めて実物見ましたが、これは感動!

寄ってよかった。

 

茅野市尖石縄文考古館ホームページリンク

https://www.city.chino.lg.jp/site/togariishi/

 

帰りは杖突峠を経由。

麓は晴れてきたけど、八ヶ岳は雲の中。

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ちょっと前までは目の前の展望台に行けたのに、残念ながら立ち入り禁止に。

とてもいい眺めの場所なのに残念です。

 

登頂はできませんでしたが、いい一日でした。

次はどこへ登ろうかな。

夏の自然観察会 ~下見編~

来週はついに夏の観察会!

春の観察会はコロナウィルスの拡大防止のため中止となってしまいましたが、

夏は実施することになりました。

ただもともとは泊りの予定でしたが日帰りに変更です。

 

~下見~

午前中は雨が降っていましたが、午後は雨が上がり絶好の観察日和でした。

 

夜に羽化する場所を探すため、昼間はセミの抜け殻を探します。

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ニイニイゼミの抜け殻

ニイニイゼミは背中が泥でぬれていて、比較的低い位置で羽化するのが特徴です。

 

見上げると鳴いている姿も!

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ニイニイゼミ

成虫の体長は約20㎜で比較的小さいです。

 

こちらはセミタケ(冬虫夏草)!

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セミタケ(冬虫夏草

冬虫夏草とは

冬虫夏草とは、虫に寄生する子嚢菌類ニクザキン科のキノコの一種です。

その中でもセミタケは地中にあるニイニイゼミのさなぎに寄生し、棍棒状の子実体を地上に出します。

 

こんな感じです↓↓↓

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セミタケ(冬虫夏草

なんかサンゴみたいですね。

 

こんな記事がありました。

 

「ヒマラヤのバイアグラ冬虫夏草、過剰採取で絶滅危惧種

https://www.afpbb.com/articles/-/3293100

冬虫夏草は薬として利用されており、中国の伝統薬の需要の増加により絶滅の危機にひんしているそうです。

 

セミタケも効果あるのですかね?笑

 

夜には羽化のシーンの観察です。

昼間にセミの抜け殻があった場所を探すと…いました!

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イナバウアー

今の小学生は「イナバウアー」を知らない…

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羽化完了

何度見てもセミの羽化は感動しますね。

本番も見られるといいな!

青空を求め美ヶ原高原へ

最近色々あって更新できていませんでした。

先週、天気のいい日にビーナスラインを通って美ヶ原高原へ行ってきました。

本当は八ヶ岳の赤岳あたりに登りたかったのですが、元気がありませんでした…。

梅雨のせいですかね。気分も上がりません。

仕事でもいろいろありますし…。

 

ビーナスラインで美ヶ原高原へ!

この日は天気予報では晴れ!

朝起きると中央アルプスの山脈も見えました。

和田峠からビーナスラインに合流し、まずは三峰山を目指します。

登り口は三峰茶屋というパーキングスペースからです。

 

登り始めるとすぐにこの景色!

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あー!空が青い!

梅雨時は晴れは少ないですが、雨上がりの空の色は桁違いだと思います。

 

頂上を目指します。

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諏訪湖が見えました。

その向こうには中央アルプスが!

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頂上到着(まさかの山頂の写真を撮り忘れました…)

駐車場から頂上までは30分くらいです。

松本の街の向こうには槍ヶ岳が見えます!

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この後すぐにガスが出てきてしまいました。

梅雨時の晴れ間は一瞬です。

美ヶ原高原の三峰山、マイナーな山ですが、

とてもお勧めなのでぜひ訪れてみてください。

 

続いてレンゲツツジを撮りに、物見石山のレンゲツツジ群生地へ。

もうレンゲツツジは終わりかけでした。

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来年はもうちょっと早く来よう。 

雑記

いろいろ悩んでいますが、山の上に行くとどうでもよくなりますね。

降りるとまだ悩むんですけどね(笑)

隣の芝生は青く見えるっていうけど、現状で満足するのは違うと思うし…

ただ逃げているだけのような気もするし…

ただただ時間は過ぎていく…

何がいいのかわからない。

何がしたいいのか、自分の譲ってはいけない軸は何なのか見つめ直さないと。

 

梅雨よ明けてくれ!